レース展望・予想

金沢

2022年08月14日

休み明けでもスピードの違い見せるスーパーバンタム「加賀友禅賞」(金沢競馬)

お盆期間中の金沢競馬は14日の日曜日と16日の火曜日に開催されます。14日(日)は最終第11レースの3歳牝馬による重賞「第9回加賀友禅賞」(3歳牝馬、金沢競馬場1400メートル)がメインカードになります。3年前に距離が1300メートルから1400メートルに延びてから1番人気馬が勝ち続けていて、堅く収まる傾向があるレースです。

◎6 スーパーバンタム(鈴木正也厩舎)は前走の石川ダービーを4コーナーを先頭で回って後続を3馬身引き離す横綱相撲で制し、昨年末から6連勝で金沢3歳馬の頂点に立ちました。その後は自厩舎で1カ月ほど休養し、MRO金賞は使わず、この加賀友禅賞に照準を合わせて調整を積んできました。仕上がりがピークだった前走時に比べて動きにまだ反応の鈍さはありますが、手応え以上に速い追い切り時計が出ています。次走は9月15日に行われる「西日本ダービー」(園田1870メートル)へ挑む予定で、休み明けでもスピードの違いを見せつけて、初遠征に弾みをつけたいところです。

○3 スターフジサン(加藤和義厩舎)は前走の地元デビュー馬による3歳準重賞・石川門カップで1番人気に推されましたが、逃げたサエチを捕らえられず3着に敗れました。内枠からの発走で終始コースの内側を走られる不利もありましたが、主戦の吉原寛人騎手が前日の落馬事故でケガを負ってしまい、急遽乗り替わりになったのも痛かったです。その後は1カ月ほどレース間隔を空けましたが、追い切りの動きは引き続き悪くありません。石川ダービーで2着に追い上げてきた内容からスーパーバンタムに次ぐ力はあるはずで、距離は1400メートルに短縮されますが、不完全燃焼に終わった前走からの巻き返しを狙います。

▲2 パーシスト(加藤和義厩舎)は今年6月に中央未勝利から移籍してきて転入初戦こそ4着に敗れましたが、その後は3連勝を挙げて勢いに乗っています。馬体重が410キロ台の小柄な牝馬ですが、どんな展開になっても衰えないスピードは魅力で、2番手からの追走になった前走も、追い通しの手応えながらも4コーナーで逃げた馬に並びかけて直線で抜け出すと、後続を2馬身引き離して押し切ってしまいました。重賞初挑戦になりますが、スーパーバンタムに終始食い下がっていけるなら流れ込みがありそうです。

△5 ビーブルー(金田一昌厩舎)は石川ダービー以降、勝ち切れないレースが続いていましたが、ハイレベルだった前走の3歳A1組を逃げ切ってリズムを取り戻しました。さらに相手は強くなりましたが、前走のように砂を被らず早めに先頭へ立ち、後続を引き連れながら4コーナーを先頭で回ることができれば、直線粘り込みが図れるかもしれません。

△4 ピースイギー(金田一昌厩舎)はこれまで2着が6回もあり勝ち味に遅い面はありますが、前走の3歳A1組でも直線の追い比べで2着に浮上してきたように接戦になると強さを発揮します。スーパーバンタムが早めに先頭へ抜け出して後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の次位争いに加わってきそうです。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 6⇔3・2・5・4(8点)
3連単(フォーメーション) 6→3・2・5・4→3・2・5・4 3・2・5・4→6→3・2・5・4(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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