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再転入戦になるサジェスに注目「ガルガンチュア音楽祭2024特別」（金沢競馬）

日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。4月23日（火）のメインカードは最終第11レースの「ガルガンチュア音楽祭2024特別」（A1級二組、金沢競馬場1700メートル）で、かつて金沢にも在籍して中央3勝クラスでも連対した実績馬が、再び金沢へ戻って来てどこまでやれるか注目です。

◎3 サジェス（牡6、佐藤茂厩舎）は3歳夏に金沢で4連勝して中央へ戻った経歴があり、堅実な差し脚で中央の芝中距離戦で2勝して3勝クラスまで上り詰めました。金沢に再転入したのは3月中旬で、乗り出しには時間が掛かりましたが、2週間前から追い切りを重ねてきました。4カ月ぶりの休み明けでまだ本調子ではありませんが、オープン下の二組からの再出発は有利で、落ち着いてレースができる1700メートル戦も歓迎です。久々のダート戦に戸惑わなければ、中央で地力を付けた姿を披露することができそうです。

○6 フォルベルール（牡6、井樋一也厩舎）は、転入初戦から2着に伸びてきた内容から前走のA1級二組でも注目されました。逃げたハクサンアマゾネスには引き離されましたが、直線外から懸命に脚を伸ばして3着まで浮上してきました。スタートからの行きっぷりがもうひとつで、終始追い通しの手応えでなければ、脚色が一杯になりながらも2着に踏ん張ったガムランをとらえられたはずです。今回はブリンカーを外したり、単走で追い切りかけたりと、なるべくストレスを与えないように調整されており、走る気が戻るなら一気の差し切りもありそうです。

▲1 ロジローズ（牡6、加藤和宏厩舎）は開幕戦から2連勝中で、特にA2級一組（1700メートル）の前走は後続を大差引き離して逃げ切る一人舞台でした。1カ月ほどレース間隔は空きましたが、変わらず追い切り気配は上々です。引き続きの1700メートル戦は歓迎で、今回も先手を主張できれば、差しタイプの上位2頭を寄せ付けずに押し切ってしまうかもしれません。

△5 ブラーヴ（牡4、黒木豊厩舎）は中央のダート1200メートルで2勝している実績から、転入初戦のA1級一組（1500メートル）からスピードが注目されましたが、逃げて3コーナーで交わされて7着に沈みました。しかし先手を奪ったダッシュ力の速さは目を引いただけに、ロジローズを抑えてハナを切ることができれば、見せ場がつくれそうです。

△2 ナムラアラシ（牡11、川添明弘厩舎）は前走のA1級二組（1700メートル）で今季初めて掲示板を確保して冬休み明けから徐々に上向いてきています。追い込みタイプだけに展開に左右されやすいですが、先手争いが激しくなってロジローズら先行勢が崩れる流れになるなら、後方からロングスパートで浮上してきそうです。