重賞レース直前情報
■2019年01月23日
第22回TCK女王盃(大井)

1月23日(水)に大井競馬場で、第22回TCK女王盃JpnIII(4歳以上牝馬・1800メートル・16時10分発走予定)が行われます。JRAからはビスカリア、エイシンセラード、ワンミリオンス、ラビットラン、アイアンテーラーが出走。地方他地区勢はアルティマウェポン(北海道)ら2頭が遠征。地元南関東勢はクレイジーアクセル(大井)ら6頭が迎え撃ちます。牝馬13頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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過去5年の勝ち馬にはメーデイアやサンビスタ、ホワイトフーガがおり、レースレベルの高さがうかがえる。実績馬は重い斤量でも苦にしない傾向だが、GI/JpnIを勝っているかどうかが重要なポイント(今年は該当馬なし)。18年1番人気に支持されたプリンシアコメータ(6着)は、前年のJBCレディスクラシックJpnI・は2着だった。一方、上がり馬でも勝機があるレースであり、近2年の勝ち馬であるミッシングリンクやワンミリオンスはそのようなタイプだ。穴は南関東所属の馬が狙い目。前年のクイーン賞JpnIII(船橋)善戦馬や、大井1800メートルの重賞で好走歴がある馬を警戒したい。

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JRA所属馬短評
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ビスカリアはまだ1600万クラスの身で7歳牝馬。キャリアは豊富ながら、実績的には見劣る。しかし、3走前はJBCレディスクラシックJpnIに挑戦し、6着。今回出走のアイアンテーラーに先着している。末脚が生きる流れになれば、好走できる可能性はありそうだ。

エイシンセラードは3連勝中の上がり馬だが、評価が難しい。前走は1000万クラスの阪神ダート1800メートルで、ペースがあまり上がらない展開を2番手から抜けた。抜群の行きっぷりで、最後は詰め寄られながらも、上がりが速い競馬に対応してみせた。ただ、全体の走破時計としてはかなり不満だ。

ワンミリオンスは前走芝のアンドロメダステークスに出走し、14着に惨敗。血統的には厳しそうなだけに、当然の結果と言えるだろうか。最近はダートでの成績も芳しくなく、何かキッカケをつかみたいが、変わり身があるかどうか。

ラビットランは前走JBCレディスクラシックJpnIが2着。アンジュデジールとの競り合いの末、惜しい競馬だった。いつも安定して高いパフォーマンスを出すタイプではないが、一応近走の成績は安定している。初となる大井の1800メートルは問題ないはず。

アイアンテーラーは前走クイーン賞JpnIII(船橋)で重賞初制覇。2着のサルサディオーネを3馬身離しての逃げ切り勝ちを果たした。プリンシアコメータの凡走に助けられた感はあるものの、力通りの結果だろう。今回はJBCレディスクラシックJpnIで先着を許したラビットランとビスカリアがいる。前走よりは厳しい戦いになるだろう。

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地方所属馬短評
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アルティマウェポン(北海道)は昨年のレディスプレリュードJpnIIで13番人気ながら3着に好走。アンジュデジールやクイーンマンボらJRAの人気馬に先着している。

南関東勢ではクレイジーアクセル(大井)が実績上位だが、ダートグレードではまだ厳しいかもしれない。

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予想のポイント
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GI/JpnI勝ち馬は不在だが、ラビットランが限りなく中心馬に近い存在。前走JBCレディスクラシックJpnIは、アンジュデジール(今回は不出走)の方がうまく乗られた印象で、本馬も勝ちに等しい内容だった。1600メートルのスパーキングレディーカップJpnIIIでは3着、2000メートルのブリーダーズゴールドカップJpnIIIでは圧勝だったことから、距離は1800メートル以上あった方が良さそうだ。相手はアイアンテーラーとビスカリア。エイシンセラードはあまり人気になるようだと手を出しにくいが、地方のダートはかなり合いそうな印象だ。


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