重賞レース直前情報
■2019年03月21日
第40回マーチカップ (笠松)

3月21日(祝・木)に笠松競馬場にて、第40回マーチカップ(4歳以上・1900メートル・16時30分発走予定)が行われます。6年間のブランクを経て昨年に復活した重賞は、4月25日に実施されるオグリキャップ記念へとつながる一戦。その舞台には愛知所属の1頭を含む10頭が集まりました。近走で好走を見せた馬が多くなっていますから、実力の比較とこの距離への適性をしっかりと見極めて臨みたい一戦といえます。

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    過去の傾向
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昨年の当レースと、それ以前の4月初旬に実施された東海クラウン(1900メートル)を対象にして、過去5年分の結果をみていく。単勝1番人気馬の3着以内は5年前の2着馬だけ。しかし3着内馬はすべて単勝5番人気以内となっている。通算5勝以下の馬が5回とも勝利。2走前が2着以内だった馬が1頭だけ連対しているのも特徴的だ。7歳以上の馬が3着以内に1から2頭入り、4から5歳馬も3着以内に1から2頭入っている。

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    出走馬短評
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キタノイットウセイ JRAで1勝し、4歳時は道営記念で2着に入るなど活躍したが、一昨年の秋以降は苦戦続き。笠松2戦目の前走は3着に入ったが、今回の相手は強力だ。

イブキ JRAの芝で2勝を挙げたが3歳夏から休養に入り、1年3カ月ぶりの復帰戦が昨秋の笠松。素質自体はあるだけに、今回も先行策から押し切る可能性は十分ある。

ノブイチ 金沢時代は3歳夏までに重賞を3勝と活躍したが、それ以降は苦戦。しかし笠松移籍後は4戦して2着と3着が各1回と上々で、今回も差し脚をいかしたいところだ。

ヴェリテ JRAで1勝し、その後は愛知所属でA級1組戦を7勝。昨夏の笠松移籍後は未勝利だが、2走前のウインター争覇では先行して2着に粘り込んでいる。

ストロングサウザー JRA時に佐賀記念JpnIIIとマーキュリーカップJpnIIIを制したが、一昨年以降は苦戦続き。昨年は岩手で1勝したが、今年は笠松で2戦とも大敗している。

メモリージルバ 愛知所属だが2016年6月以降の勝利はすべて笠松で挙げたもの。東海ゴールドカップはスタート直後に騎手が落馬し、競走中止したが、笠松の中距離なら引き続きチャンスだ。

ハタノリヴィール 一昨年の秋に笠松に移り、昨年はウインター争覇とマーチカップを勝利。それ以降は善戦止まりが続いているが、地力的に無視しにくい感がある。

ストロベリーキング JRAでは芝とダートで各1勝を挙げたが、苦戦も多数という成績。それでも笠松では4戦2勝と上々で、今回も展開がハマれば上位争いに加わりそうだ。

デジタルフラッシュ JRAのダートで3勝を挙げ、昨秋の笠松移籍後は7戦とも4着以内。重賞では2回とも善戦までだが、仕掛け次第で差し脚が届く可能性が考えられる。

シェアード JRAのダート短距離で3勝を挙げ、笠松移籍後は4戦とも善戦。しかし今回は一気の相手強化で、初めての中距離戦という点も心配だ。

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   レースの狙い
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メモリージルバは笠松の1800メートル以上ならば安定しており、ここでも首位争いになりそう。イブキは東海ゴールドカップでは失速したが、地力的に互角以上とみるのが妥当だろう。ハタノリヴィールは最近の成績がいまひとつだが、昨年の覇者だけにマークが必要。差し脚があるノブイチ、ストロベリーキングの食い込みにも警戒したい。まくり脚があるデジタルフラッシュにも要注意。


マーチカップ(SP3)4歳以上・オープン の出走表はこちら

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