重賞レース直前情報
■2019年06月12日
第55回関東オークスJpnII(川崎)

6月12日(水)に川崎競馬場で、第55回関東オークスJpnII(3歳牝馬・2100メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはエリーバラード、ローザノワール、マドラスチェック、ラインカリーナが出走。地方他地区勢はタイムゴールド(北海道)が遠征。地元南関東勢はトーセンガーネット(浦和)ら9頭が迎え撃ちます。14頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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非常に難解で、波乱の可能性が高いレース。中心は中央勢でよく、兵庫チャンピオンシップJpnIIで3着以内か、中央のオープン特別で善戦している馬が有力。1勝(500万)クラス組は強い勝ち方をしていれば有力だが、例外もある。問題は地方馬の取捨だ。以前は東京プリンセス賞で3着以内に入っていた馬をマークすればよかった。しかし、近年はそれが通用しなくなっている。前走南関東の重賞に出走していれば何でもありという状況だ。地方他地区勢は、地元で圧倒的な勝ち方をしていて、前評判が高い馬ならばチャンスがある。

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JRA所属馬短評
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エリーバラードは2勝を挙げているが、いずれも佐賀でのレース。中央のダートでは勝てておらず、ここでは苦しい。

ローザノワールは前走1勝(500万)クラスの京都ダート1800メートルを6馬身差の圧勝。平場戦ながら時計が破格で、同日の4歳以上2勝クラスの特別戦(與杼特別)よりも0秒3速かった。今回も先手を奪うことができれば非常に楽しみだ。

マドラスチェックは5戦3勝、ダートに限れば2戦2勝の成績だ。前走鳳雛ステークスはクビ差ながらリワードアンヴァルとの一騎打ちを制した。3着は8馬身ちぎっており、上位2頭の強さが際立った。ジャパンダートダービーJpnIにもつながるレースを勝利しており、牝馬同士のここは通過点だ。

ラインカリーナはダートで6戦2勝。前走は伏竜ステークスに出走し、デアフルーグとマスターフェンサーに次ぐ3着に入線した。強い牡馬を相手に揉まれ、善戦した経験は評価できる。

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地方所属馬短評
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注目は当然トーセンガーネット(浦和)。南関東の桜花賞を7馬身差で制すると、前走東京プリンセス賞は圧倒的人気に応えて快勝。今回、南関東牝馬三冠がかかる一戦だ。過去にチャームアスリープ(2006年)だけしか達成していない偉業が見られるかどうか。2歳時はいろいろあったので、直近の成績を重視した方がいいだろう。陣営の期待も大きく、能力はかなり高い。実績的に2番手はアークヴィグラス(大井)。

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予想のポイント
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南関東牝馬三冠を狙うトーセンガーネットに立ちはだかるのが、中央勢の壁。年によってレベルの差があるのだが、今年は2枚の壁が強力。特にマドラスチェックが強い。鳳雛ステークスは少頭数だったが、走破時計は非常に優秀で、かなり能力が
高いと見て取れる。ローザノワールも前走の内容が圧巻。馬場や展開が替わったときにどうかという問題は残るが、はまれば一発も十分考えられる。


関東オークス(Jpn2)【指定交流】3歳牝馬オープン選定馬の出走表はこちら
 

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