重賞レース直前情報
■2019年06月14日
第57回六甲盃(園田)

6月14日(金)に園田競馬場にて、第57回六甲盃(4歳以上・2400メートル・20時00分発走予定)が行われます。3月26日にも六甲盃が実施されましたが、年度が替わって新たにこの時期に移設されることになりました。今回の出走馬は、北海道、大井、笠松からの遠征馬を含む12頭。コーナー8回の長距離戦を狙ってきた陣営も多いことでしょう。そして前回の覇者も参戦。騎手同士のインサードワークが結果につながることになりそうです。

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    過去の傾向
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今年3月に実施された前回を除いて、それ以前の5回分の結果をみていく(いずれも3月初旬に実施)。1番人気馬は2勝、2着2回。3着内馬15頭のうち14頭は6番人気以内で、4から6番人気馬が3着以内に1から2頭入っている(ただし今年3月の六甲盃は、2→1→3番人気の順で決着)。前走が重賞だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的。2走前までに重賞で4から5着に入っていた馬が1頭だけ連対しているデータもある。

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    出走馬短評
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エイシンミコノス 4戦連続で3着以内に入っているが、重賞では4戦して昨夏の摂津盃3着以外はいまひとつ。乗り替わりという点も微妙だが、先行して粘り込む可能性はある。

モズオトコマエ 北海道からの遠征馬だが、昨秋に金沢のイヌワシ賞に参戦して勝利を挙げた実績あり。今年の2戦も上々の成績だが、今回の相手は少々強いかもしれない。

タガノヴェリテ JRAのダート中距離で4勝を挙げ、兵庫では昨夏の摂津盃を勝利。休み明けの前走は好位から差し脚をいかして快勝しており、ここでも善戦以上が期待できる。

ウマノジョー 大井からの遠征馬。17年の大井記念を制し、金盃で2年連続2着の実績は上位だが、昨秋以降の成績がいまひとつ。タイプ的に小回りコースも心配だ。

マコトタリスマン JRAのダート中距離で勝利を挙げたあとは苦戦したが、兵庫移籍後は3着内率100パーセントで、8戦連続で連対中。今年の東海ダービー2着馬の半兄でもある。

メイショウオオゼキ JRAで2勝したが、大敗も多数。しかし兵庫移籍後は6戦6連対で、今年3月の六甲盃がハナ差2着、続くオグリキャップ記念でもアタマ差2着の実績がある。

マイフォルテ JRA未勝利から兵庫に移って9勝を挙げたが、A1クラス(A1・A2混合含む)では2着2回まで。差し脚を長く使えるタイプだが、ここでは展開的に厳しそうだ。

デジタルフラッシュ 笠松からの遠征馬。JRAで3勝を挙げ、2400メートル戦でも勝利。後方から差を詰めてくるタイプだけに、今回も仕掛けどころがカギとなる。

エイシンニシパ 地元の重賞では大崩れが少ないが、2017年の六甲盃は7着に大敗。しかし今年は新春賞、はがくれ大賞典、兵庫大賞典を勝利と、一変している感がある。

タガノゴールド JRAのダート中距離で5勝を挙げ、兵庫では昨年の姫山菊花賞と今年3月の六甲盃を勝利。前走の兵庫大賞典は3着だったが、ここでも無視できない存在だ。

そのほか、アリオンダンス、メイショウヨウコウが出走する。

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   レースの狙い
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エイシンニシパは今年の成績が良好で、この距離でも先行策から押し切れそう。メイショウオオゼキは兵庫移籍後の成績が安定しており、長距離戦での実績も十分。タガノゴールドは前走が完敗だったが、立ち回りひとつで巻き返しが可能だろう。モズオトコマエは大型馬で小回りコースへの対応が心配だが、流れに乗れれば善戦以上が狙えそう。先手を主張できそうなエイシンミコノスの残り目にも警戒しておきたい。マコトタリスマンは相手強化の一戦になるが、3連勝式の候補として挙げておく。


六甲盃重賞14歳以上登録馬 の出走表はこちら

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