8月18日(日)に水沢競馬場にて、第39回ダイヤモンドカップ(3歳・1600メートル・18時00分発走予定)が行われます。今年の東北優駿を制したパンプキンズもエントリーしていますが、盛岡2000メートルと水沢1600メートルはまったく違う条件。さらに東北優駿に出走していなかった馬が多いというメンバー構成ですから、コース適性を武器にして上位に食い込みそうなタイプを狙いたい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の8月に実施された3歳A級のレースを対象に結果をみていく(昨年は水沢1600メートルで、それ以前は盛岡ダート1600メートル)。昨年は3→6→4番人気の順で決まったが、それ以前は1番人気馬が2着以内に入線。2走前が1着だった馬が1頭以上連対している。通算11から16戦を消化していた馬が1頭だけ連対。昨年は8月5日の盛岡で実施された3歳A級から臨んだ馬が3着までを独占したが、前走で4着だった馬が勝ち、3着だった馬が2着、5着だった馬が3着に入った。
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出走馬短評
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エバーフレイム JRA未勝利から岩手に移り、初戦と2戦目を勝利。ひまわり賞は後方から差を詰めて3着に入ったが、牡馬が相手では少々厳しいかもしれない。
ニシノヴォーカル JRAでは3戦とも大敗したが、岩手移籍後は6戦5連対。馬体が増えてこないのは心配でも、輸送なしで臨める点はプラス材料といえるだろう。
リュウノボサノバ 2歳秋に船橋で初勝利を挙げ、今年5月から岩手に移籍。やまびこ賞とウイナーカップで3着に入り、前走で3歳A級戦を制した地力は上位だ。
フロラシオン JRAでは6戦とも差のある敗戦を喫し、愛知での2戦もいまひとつ。岩手初戦の前走も大敗という状況では、雨で馬場が軽くなっても苦戦しそうだ。
ボーンインメイ JRA時に盛岡の未勝利交流戦で3着に入ったが、勝ち馬からは2秒以上の差。岩手移籍後の2戦の成績からも、ここで強調するのはむずかしい。
ヤマトタケル 北海道では未勝利で、岩手移籍初戦を制して大井に移って3着1回が最高。岩手に戻って以降は5戦4連対と上々で、ここでも先行粘り込みが考えられる。
ヒノキブタイ JRAでは4戦とも大敗し、岩手移籍後は5戦4勝の成績。勝利はすべて逃げ先行のかたちで、今回もスタートを五分に出たいところだ。
コンバットミニスタ 過去の2勝は水沢で挙げているが、全体的にひと押し不足。それでも小柄な馬体だけに、輸送がない点と馬場が軽くなりそうな点はプラスになる。
パンプキンズ 通算5勝、東北優駿を制した実績は断然。水沢のマイル戦でも2勝を挙げており、重賞連勝が濃厚だ。
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レースの狙い
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このメンバーならパンプキンズの実力が断然で、相手探しとみるのが妥当。その筆頭には好位差しのかたちで前走を制したリュウノボサノバを指名したい。流れ込みが狙えそうなニシノヴォーカルにも要警戒。エバーフレイムは転入後の成績が良好
で、距離短縮もプラス材料になるだろう。ヤマトタケル、ヒノキブタイは競らずに先行できるようなら残り目も。
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