重賞レース直前情報
■2019年08月25日
第42回建依別賞(高知)

8月25日(日)に高知競馬場にて、第42回建依別賞(3歳以上・1400メートル・18時10分発走予定)が行われます。今年の出走馬は10頭で、昨年の優勝馬と前走で勝利を挙げた4頭に注目が集まりそうで、上位拮抗の戦いとみるべきかもしれません。ただ、過去のこのレースでは、人気薄の馬が上位に食い込むケースが多々。ここで変わり身を見せる馬がいないのかどうか、そこはチェックする必要があるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2着以内に入線。1から4番人気が3着以内に1から2頭入り、5番人気以下が3着以内に1頭だけ入るという結果が続いている。2走前までに重賞で3着以下だった馬が1頭だけ連対。最近4年は2走前が1着だった馬が1頭だけ連対している。

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    出走馬短評
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モンテネオ JRAのダート短距離で4勝を挙げたが、2016年の夏以降は苦戦続き。昨夏から高知に移って下級条件から上昇してきたが、ここに入ると力量的に厳しそうだ。

キクノグラード JRA未勝利から愛知に移って8勝を挙げ、JRAに戻って1勝を追加。その後は兵庫で1勝、高知で12勝を挙げたが、最近は差のある敗戦が続いている。

ケイマ JRA時に条件交流戦を含めて挙げた4勝は、すべて1400メートル戦。準オープンでは苦戦したが、高知では3戦3勝でトレノ賞を勝利と、当地の水が合っているようだ。

ウォーターマーズ JRAのダート中長距離で3勝を挙げ、初の短距離戦となった転入初戦の前走を好時計で勝利。その走りを再現できれば、ここでも首位争いが可能だろう。

グレナディアーズ 昨年12月に南関東から高知に移り、今春まではまずまずの成績だったが、4月以降は右肩下がりの成績。その状況では、ここで一変があるとは考えにくい。

アーチザスカイ JRA未勝利から高知に移って以降は大崩れが少なく、A級でも相手なりに走ってトレノ賞でも3着。前走は先行策から失速したが、巻き返す可能性は十分ある。

エイシンファイヤー JRAで1勝を挙げ、その後は兵庫で4勝を挙げたが、クラスが上がると苦戦。高知では昨春の移籍当初は好走したが、最近は差し脚が届かないケースが多い。

サクラレグナム 昨年のこのレースの優勝馬で、それ以降も高知で重賞3勝をマーク。前走の船橋遠征では昨年より着順を落としたが、地元戦なら首位争いが必至だろう。

ファドーグ JRAのダート中距離で4勝を挙げたが、勝ち星はすべて1月から3月。しかし高知では移籍当初はいまひとつだったが、現在は4連勝と一気の上昇を見せている。

チャオ JRAのダート中距離で3勝を挙げ、高知では28戦のうち26戦が5着以内と堅実。ひと押しに欠ける感は否めないが、連下の候補として押さえておく手はあるだろう。

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   レースの狙い
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ファドーグは4連勝中の勢いが魅力で、好位から差し脚を長く使えるという点も有利。サクラレグナムは地元馬同士なら実績上位で、首位争いになる可能性が高いだろう。ウォーターマーズは前走の内容が良好で、ここでも仕掛けひとつで勝機あり。転入初戦から3連勝中のケイマは、今回も先手主張からの粘り込みが考えられそうだ。あとは少々離れるが、流れ込みタイプのチャオが連下の穴。アーチザスカイは単騎逃げのかたちが取れれば粘り込む余地が出てくるかもしれない。


建依別賞3歳以上の出走表はこちら

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