重賞レース直前情報
■2019年08月15日
第6回フルールカップ(門別)

8月15日(木)に門別競馬場にて、第6回フルールカップ(2歳牝馬・外回り1000メートル・20時40分発走予定)が行われます。スピード比べの重賞にふさわしく、出走11頭のうち10頭に1000メートル戦での勝ち星があります。そうなると持ち時計の比較が重要となりそうですが、逃げ先行タイプが多い顔ぶれですから、ダッシュ力があるほうが有利。しかし前半の流れが速くなりすぎると、後方からの馬が台頭する余地が出てくるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は1勝、2着1回。3着以内には1から2番人気のどちらか1頭だけしか入っておらず、6番人気以下が3着以内に1から2頭入っている。1着馬はすべてデビュー戦を勝利。通算3戦1勝の馬が1頭だけ連対しているのが面白い。最近4年は、前走が1200メートル以上だった馬が1頭以上連対している。

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    出走馬短評
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レッドシャリオン 1000メートルのデビュー戦を制したが、その後の2戦はひと押し不足。今回は展開も厳しくなりそうで、一変までの期待はかけにくい。

ミリミリ デビュー戦は後方からの競馬で3着だったが、2戦目はしぶとく伸びて勝利。前走の栄冠賞は5着でも出負けが響いてのもので、ここなら地力的に侮れない。

テーオーブルベリー 1000メートルのデビュー戦は先手を取って2着に2秒0の大差をつける圧勝。続く前走は1200メートルで3着だったが、ここならスピードで押し切れそうだ。

ティーズリープ デビュー戦はスタートがいまひとつだったが、すぐに加速し押し切って勝利。今回もうまく流れに乗れれば首位争いが見込めるだろう。

アクアリーブル デビュー戦は逃げてタイム差なしの3着に入り、2戦目で勝利。その後の2戦も善戦しているが、今回も立ち回り次第ということになりそうだ。

ミナトノヨーコ デビュー戦と2戦目は2着だったが、3戦目は好位差しのかたちで勝利。時計的にも上々で、ここでも善戦以上が期待できるだろう。

コーラルツッキー デビュー戦を好時計で快勝し、続く2戦目は5着だったが、栄冠賞で3着に入って、1000メートルの前走を快勝。今回もそのスピードには注目できそうだ。

レインズパワー デビュー戦を逃げ切ったが、時計としてはいまひとつ。続く前回が出走取消という状況では、強調しにくい感がある。

マナモクプニ デビュー戦は2着だったが2戦目で勝利して、その後の2戦も2着と詰めひと息。それでも時計的には上位で、牝馬限定なら押し切る可能性がありそうだ。

ルミナスアロー 1000メートルのデビュー戦を2着に6馬身差をつけて逃げ切ったが、続く栄冠賞は先手が取れずに大敗。それでも1200メートルの前走が2着なら、善戦の可能性は考えられる。

ミホスローロリス 1000メートルのデビュー戦を差し切って、2戦目の前走は差し脚が届かず4着まで。それでも距離短縮でペースが速くなるようなら、台頭する余地が出てきそうだ。

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   レースの狙い
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混戦の顔ぶれなら、好位差しの競馬ができるコーラルツッキーに期待。ミナトノヨーコも流れに乗れそうで首位争いが可能とみる。しぶとい脚があるミリミリにも要警戒。テーオーブルベリーの逃げ粘りにも注意が必要だ。好走続くマナモクプニにも要マーク。ティーズリープは折り合い次第だが初戦の走りを再現できれば勝機まで。


フルールカップ〔H3〕(アメリカンペイト2歳牝馬オープンの出走表はこちら
 

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