9月5日(木)に園田競馬場にて、第2回園田オータムトロフィー(3歳・1700メートル・16時05分発走予定)が行われます。菊水賞馬と兵庫ダービー馬、同レースでともに2着だった馬が実績上位で、そのほかの7頭はどこまで食い込めるかというところ。しかしながら、出走馬の大半が差し、追い込みタイプという点には注意が必要。流れひとつで伏兵が台頭してくる可能性は考えられるでしょう。
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過去の傾向
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今回が第2回ということで、昨年の結果を振り返る。1番人気に推されたのは、兵庫ダービー馬のコーナスフロリダ。デビューから6連勝中のエイシンエールが逃げて、コーナスフロリダは中団から。そして2周目向正面で中団から位置を上げ、4コーナーで先頭を狙ったが伸び脚はいまひとつ。その外からオータムヘイローが先頭に立って押し切りを図るところ、4コーナー4番手から伸びてきたクリノヒビキが差し切った。
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出走馬短評
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チャービル 今年3月から3連勝して、のじぎく賞を制覇。その後の2戦は差し脚が届かず、前回は競走取止で間隔が空いたが、それでも展開がハマれば上位が狙える。
セブンマイル 昨年末のデビュー戦を制し、ここまで古馬B2クラスでの勝利を含む4勝をマーク。前走は3歳戦で4着だったが、長く使える差し脚を持っている。
メイクアノイズ JRAでは3戦とも大敗し、兵庫移籍後は10戦3勝。しかし最近2戦が大敗という状況では、相手関係を含めて厳しいかもしれない。
ベルリーフ 北海道では一般戦で善戦が続き、兵庫2戦目で初勝利。春は菊水賞で5着、兵庫ダービーで6着に入るも、その後の2戦で大敗したが、前走は好内容で勝利している。
バンローズキングス 北海道では5戦未勝利だったが、兵庫初戦から3連勝し、兵庫チャンピオンシップJpnIIで3着に入ると、続く兵庫ダービーを勝利。その地力には今回も要注目だ。
エイシントカチ 北海道の一般戦で1勝を挙げ、兵庫でも1勝をマーク。しかし菊水賞が8着、休養から復帰しての2戦が苦戦という現状では、重賞では苦戦必至だろう。
テンマダイウェーヴ 2歳時は兵庫若駒賞と園田ジュニアカップを制覇して、今年は菊水賞と兵庫ダービーはともに2着。今回は同型不在で粘り込める可能性がありそうだ。
ヒストリコ 2歳7月にJRAのダートで勝利を挙げたが、その後の3戦は門別遠征も含め大敗。兵庫移籍後は6戦1勝でも大崩れが少ない成績で、ここでも善戦以上が考えられる。
ラストリンクス JRAでは3戦とも大敗したが、兵庫移籍後は4戦2勝。前走は6着でも上位との差はわずかで、この相手でも展開ひとつで上位争いに加わる可能性を秘めている。
ジンギ JRAでデビューする予定も態勢が整わず、兵庫デビューに変更。重賞連勝で臨んだ兵庫ダービーは伸び脚ひと息で4着だったが、立て直した効果は大きそうだ。
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レースの狙い
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ジンギは休み明けのほうが良さそうで、兵庫ダービー4着からの巻き返しが期待できる。テンマダイウェーヴは単騎逃げが見込めそうで、粘り込む可能性が十分ある。バンローズキングスは好位付けのかたちが取れれば首位争いに加わりそう。まくり脚があるベルリーフにも警戒が必要だ。ハイペースになれば、後方から差を詰めてくるチャービルにも出番がありそう。相手なりに走れるヒストリコを3連勝式の候補として挙げておきたい。
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