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第21回ジュニアグランプリ（盛岡）

9月15日（日）に盛岡競馬場にて、第21回ジュニアグランプリ（2歳・芝1600メートル・17時10分発走予定）が行われます。今年は北海道から4頭、船橋から1頭が参戦して、岩手所属馬は6頭。遠征馬のうち2頭は前走がJRAの芝のレースでしたが、それ以外の陣営も芝の舞台を狙ってきたのでしょうから、適性面を検討する必要があるでしょう。その結果が、最近4年で見られる人気薄の台頭。今年もそれを警戒して臨みたい一戦です。

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 　　 過去の傾向
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過去5年の結果をみていく（昨年は3着が同着）。1番人気は3年前を除いて3着以内に入線。最近4年の連対馬は、単勝3番人気以内と6番人気以下との組み合わせになっている。3着内馬16頭の所属内訳は、北海道が9頭、大井が1頭で、岩手は6頭。過去10年では3、4年前と8年前は岩手が優勝したが、それ以外はすべて北海道が制している。前走が4から6着だった馬が1頭だけ連対しているというデータもある。

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 　　 出走馬短評
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ダリル　北海道からの遠征馬。デビュー戦を快勝するも、その後の2戦は差のある敗戦を喫して、4戦目のJRA遠征では7着に善戦。距離延長は微妙でも、芝適性はありそうだ。

アーモンドカラー　JRAの九州産馬限定戦で3回とも善戦して、今回が岩手移籍初戦。体型的に距離が延びる点は心配だが、流れ次第で上位争いに加わってきそうだ。

ポピュラーソング　船橋からの遠征馬。ここまで7戦2勝でも3着内率100％と堅実だが、小柄な体で上積みがあるかは微妙なところ。それでもタイプ的に芝が向く可能性はある。

シンボ　北海道からの遠征馬。JRA認定戦では3回とも善戦止まりで、前走の一般戦で初勝利。実績的には劣勢でも、走りには軽さがあるだけに、ここでも注意が必要だ。

シーサンプーター　デビュー戦と2戦目は差のある敗戦を喫したが、芝の若鮎賞で差し切って勝利。今回もその差し脚を再現できれば、首位争いが期待できる。

コンバットファスト　芝のデビュー戦を2着、若鮎賞で3着と善戦したが、前走のダート戦は大敗。小柄だけに現状では芝が合うのだろうが、今回の相手は強すぎる。

リュウノロジャー　北海道からの遠征馬。デビュー戦を快勝し、その後の2戦は出負けして大敗したが、前走は差して3着。芝適性がどうかだが、時計的には微妙かもしれない。

ユイガドクソン　アメリカ産馬で、ひとつ上の全兄はJRAのダート中距離で1勝。初戦は水沢で楽勝し、2戦目がこの舞台でどうかだが、血統的には芝にも対応できそうだ。

コパノキャリー　北海道でデビュー戦から5回連続で2着に入り、岩手移籍初戦の前走で逃げ切って勝利。ただ、その前走が大幅馬体減だったという点は心配材料といえる。

リュウノロビン　芝の新馬戦を勝利したが、3頭立てで時計は平凡。今回は距離延長が課題になりそうで、立ち回り次第でどこまでというところだろう。

フジノロケット　北海道からの遠征馬。デビュー戦を制し、前走はJRAの芝で7着。スタートに難がある現状だが、前崩れの展開になれば差し脚が届く可能性が出てくるだろう。

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  　レースの狙い
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選択が難しいが、実績的には劣勢でも、芝が向きそうなシンボを主軸に抜擢。ユイガドクソンは条件替わりでも素質的に上位と考えるのが妥当だろう。アーモンドカラーは転入初戦でも距離延長に対応できそうで要マーク。ダリルは中1週での遠征だが、条件的に合うとみて押さえておく。若鮎賞を制したシーサンプーターにも要注意。ポピュラーソングは前走から間隔が空いているのはプラスといえそうで、スピードを発揮できる可能性がありそうだ。

ジュニアグランプリ（Ｍ１）（リアルインパ２歳の出走表はこちら

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