重賞レース直前情報
■2019年09月08日
第54回サラブレッド大賞典(金沢)

9月8日(日)に金沢競馬場にて、第54回サラブレッド大賞典(3歳・2000メートル・17時30分発走予定)が行われます。石川ダービーを圧勝したロンギングルックに注目が集まりそうですが、ダービーで2着から4着までに入った3頭は不在。そしてこの重賞は波乱傾向がありますから、伏兵が台頭する可能性にも注目しておく必要があるでしょう。底力が要求される距離ですから、各馬のコンディションにも要注意です。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2勝しているが、2着と3着がなし。2番人気は2着が1回あるだけで、3番人気は3着以内がなしとなっている(ちなみに1番人気で勝った2頭は、一昨年のヤマミダンスと5年前のケージーキンカメ)。MRO金賞で3着以下だった馬が1から2頭連対。過去4回では通算4から5勝の馬が1頭だけ連対しているデータもある。

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    出走馬短評
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ユラニュス JRAでは4戦とも大敗し、金沢移籍4戦目に初勝利。続く5戦目は大敗したが、それ以降は3戦連続で好走。ただ、距離延長は微妙かもしれない。

ロンギングルック 通算16戦のうち3着以内が14回で、最近2戦がともに完勝と勢いも十分。石川ダービーを圧勝した実績からも、地元馬同士なら負けられないところだ。

トーセンジルコン JRA未勝利から2歳時に門別と園田で各1勝。しかし年明け以降は善戦止まりで、ここでは展開面と距離延長を含めて厳しい感が否めない。

スターインステルス 2歳時に北海道の一般戦で1勝し、大井で2勝目を挙げたあとは大敗続き。金沢では6戦して3着以内が5回だが、今回は3連闘後の中1週となっている。

セイガイハ JRAでは3戦とも大敗し、金沢に移って3勝をマーク。しかし重賞では3回とも差のある敗戦を喫しているだけに、ここでは上位争いまでは見込みにくい。

ソレイケヤッコ JRA未勝利から金沢に移った当初は好走したが、最近は7戦連続で勝ち馬から1秒差以上がついている状況。その成績では今回も苦戦となりそうだ。

サッキースピネル 2歳時に金沢で勝利を挙げ、その後は大井を経て金沢に戻って2勝を追加。金沢では15戦して5着以内が13回だが、ここでは少々厳しいだろう。

ハクサンフラワー 2歳時に金沢プリンセスカップを含む3勝を挙げ、JRA、船橋を経て金沢での復帰初戦を勝利。しかしその後は粘りひと息で、さらにこの距離では苦戦必至だ。

ハクサンウェーブ 昨年10月にJRAのダート短距離で勝利を挙げたが、昇級後はいまひとつ。しかし金沢では2戦とも圧勝しており、今回も流れひとつで善戦以上が考えられる。

タンクティーエー 昨年9月にJRAのダート中距離で初勝利して、その後は大敗が続くも金沢では移籍初戦から連勝。MRO金賞の4着は、地元馬では最先着だった。

カトリーヌレーヴ 金沢デビューで初勝利まで10戦を要したが、通算22戦のうち5着以内が19回と堅実。前走は距離不足の印象で、この条件なら善戦以上が狙えそうだ。

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   レースの狙い
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ロンギングルックは中1週が続いている点が心配だが、実績的に最上位で金沢二冠達成に期待。転入後の成績が安定しているタンクティーエーが強敵だ。ハクサンウェーブは距離延長がカギだが連勝の勢いに要警戒。相手なりに走れそうなカトリーヌレーヴを連下の筆頭にマークしたい。スターインステルス、セイガイハは力量的に劣勢だが、3連勝式の候補として挙げておく。


サラブレッド大賞典(3歳秋のCS)3歳の出走表はこちら

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