重賞レース直前情報
■2020年01月02日
第45回金杯(水沢)

1月2日(木)に水沢競馬場にて、第45回金杯(3歳・1600m・15時15分発走予定)が行われます。今年は12頭が出走しますが、そのなかで重賞を制したことがある馬はゼロ。大晦日の桐花賞は上位人気3頭が3着以内を独占しましたが、こちらは混戦模様となりました。出走馬には重賞での善戦歴がある馬も入っていますが、それでもどの馬を軸に選ぶべきなのか、そこが興味深い重賞となっています。

 ------------------------------
    過去の傾向
 ------------------------------
実施されなかった昨年を除く過去5回の結果をみていく。1番人気馬は3勝、2着1回、3着1回。連対馬はすべて3番人気以内で、3着に4から6番人気馬がそれぞれ1頭ずつ入っている。3走前までにダートの重賞で2着があった馬が1頭だけ連対。毎年牝馬が3着以内に1頭だけ入っている。連対馬10頭のうち8頭は通算3勝以上。残り2頭は2勝以下だったが、ともに寒菊賞で3着に入っていた。

 ------------------------------
    出走馬短評
 ------------------------------
フェイドハード 6月に芝の新馬戦で3着に入り、2戦目はダートで2着。その後は休養して、3戦目の前走で初勝利。その内容ならば、ここでもチャンスがありそうだ。

チャルメーラ 門別では一般戦で勝利を挙げ、5戦とも3着以内。岩手では移籍初戦を制したが、その後の3戦は先行するもひと押しに欠ける結果が続いている。

マメチキータ 門別では7戦して一般戦で2着が3回。岩手では移籍初戦で勝利を挙げたが、3戦目の前走は後方のまま7着という厳しい結果になっている。

シンボ 門別では一般戦で1勝を挙げ、JRA認定戦で2着と3着が各1回。盛岡ではジュニアグランプリと知床賞で2着に入り、岩手移籍初戦の寒菊賞も2着と善戦が続いている。

リュウワンティアオ 門別では11戦未勝利だったが、5戦目以降は7回連続で5着以内。岩手2戦目の前走で初勝利を挙げ、ここでも相手なりに走る可能性がありそうだ。

アルマドール 門別では7戦して、牝馬限定の一般戦で1勝。岩手移籍後は6戦して2着2回の成績だが、重賞では2回とも勝ち馬から2秒以上の差で敗れている。

ウォールフラワー 門別では9戦1勝だが、すべて5着以内という成績。しかし岩手初戦の寒菊賞は8着で、続く前走も好位のまま3着と、馬体重が示すとおり底力不足だ。

バイクミレー 門別の一般戦で2勝を挙げ、知床賞で3着に入って、岩手移籍初戦の寒菊賞は中団のまま7着。移籍2戦目の上積みを見込みたいが、馬場が合わない可能性もある。

ナーリー 門別のデビュー戦で2着に入ったが、2戦目は大敗。その後は岩手に移ってJRA認定戦を制し、若駒賞4着、寒菊賞3着と善戦。ただ、時計的な限界はあるかもしれない。

グラントゥラッキー 門別では2戦とも7着だったが、岩手初戦の前走で初勝利。母系は晩成傾向で距離延長も歓迎材料といえそうだが、今回は試金石と考えるのが妥当だろう。

そのほか、アークオブメジャー、ダイセンスカイが出走する。

 ------------------------------
   レースの狙い
 ------------------------------
かなりの混戦だが、堅実に差を詰めてくるシンボに期待。バイクミレーは寒菊賞で見せ場なく敗れたが、転入2走目でスタート五分なら前進する可能性が十分ある。チャルメーラは最近3戦の成績がいまひとつだが、先手を主張するようなら残り目がありそう。相手なりに走れそうなフェイドハードも押さえたい。善戦傾向があるナーリー、リュウワンティアオを3連勝式の候補として挙げておきたい。


金杯(M2)3歳の出走表はこちら

齊藤修の予想にのる
 
 初心者にオススメ!AI予想
[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。