| 重賞レース直前情報 |
1月29日（水）に川崎競馬場で、第69回川崎記念JpnI（4歳以上・2100メートル・16:10発走予定）が行われます。JRAからはケイティブレイブ、ミツバ、アナザートゥルース、デルマルーヴル、メイプルブラザー、チュウワウィザードが出走。地方他地区からはキタノイットウセイ（笠松）ら3頭が遠征。地元南関東勢はオールブラッシュ（大井）ら3頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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年明け最初のダートGI/JpnI。翌月にフェブラリーステークスGIが控えており、そちらを狙う馬が使ってくるケースは少ない。本競走は2000メートル以上が適距離の馬が回ってくる。近年はホッコータルマエが3連覇（2014から16年）を達成。いずれの年も前走は東京大賞典GIで連対しており、ここは1番人気に支持された。
一方、過去3年は前走東京大賞典GIで3着だったサウンドトゥルー（17年）、ケイティブレイブ（18から19年）が1番人気に支持された。18年のケイティブレイブは勝利しているが、サウンドトゥルーと、19年のケイティブレイブは勝つことができなかった。前走東京大賞典GIで連対をしているかが、案外大きなポイントと言えるかもしれない。
なおその2年で勝利を挙げたのが、オールブラッシュ（17年）とミツバ（19年）。ともにGI/JpnIは未勝利で実績的には格下だった。基本的には中央馬が上位人気を占めるので、配当的な妙味は薄いが、実績上位の馬が勝つとは限らない。
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JRA所属馬短評
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ケイティブレイブは前走東京大賞典GIで8着と大きく敗れてしまった。長期休養明けで仕上がり途上の浦和記念JpnIIを完勝したが、その反動が出たとしか考えられないような負け方だった。
ミツバは昨年のこのレースを優勝。その後は苦しい成績が続いているが、前走は中央のチャンピオンズカップGIなので大敗も仕方がない。地方の馬場ならば巻き返しは可能。
アナザートゥルースは前走名古屋グランプリJpnIIが3着。序盤から行きっぷり良く出ていき好位から追走。2500メートルの距離は初めてだったが、折り合いはスムーズだったし、問題はなかった。ただ、後半のスパート勝負で力が及ばなかった。GI/JpnIではやや苦しい印象だ。
デルマルーヴルは前走名古屋グランプリJpnIIを1番人気で優勝。道中は他のJRA勢を前に見ながら進み、落ち着いたレース運びが印象的だった。最後の直線は外から一気の差し脚。鞍上の岡部誠騎手の判断も見事だった。
メイプルブラザーはカネヒキリ産駒。ミツバと同じく地方の馬場の方が合う可能性がある。母父のカコイーシーズもエスプリシーズ（川崎記念GI）やコンサートボーイ（帝王賞GI）を輩出しており、南関東とも縁が深い。実績的には格下だが、レースっぷりに注目してみたい。
チュウワウィザードは前走チャンピオンズカップGIが4着。デビュー以来初めて3着以内を外してしまった。しかし、展開は向かなかったし、相手関係を考えると仕方がない結果。負けて強しという印象もある。今回のメンバーでは地力上位は間違いない。
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地方所属馬短評
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昨年、東京ダービー馬を制したヒカリオーソ（川崎）と羽田盃を制したミューチャリー（船橋）は、昨年のジャパンダートダービーJpnIでそれぞれ5、3着。ともに勝ち馬クリソベリルには完敗だったが、ミューチャリーは2着デルマルーヴルとはアタマ差だった。
オールブラッシュ（大井）は前走報知オールスターカップを8番人気で優勝。1周目のスタンド前で一気にハナを奪うと、そのまま押し切ってしまった。ムラがあるタイプだが、やはり川崎2100メートルとの相性はよく、はまれば怖い。
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予想のポイント
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チュウワウィザードが中心となるメンバー構成。昨年は帝王賞JpnI・2着、浦和のJBCクラシックJpnI・1着と南関東でのJpnIでも強さを見せた。鞍上が川田将雅騎手に戻るのも心強い。ここはしっかりと勝利したいところだ。相手選びは難しい。オールブラッシュが前走と同じようなレース運びをすると、展開のアヤが生じる可能性が高まる。人気が予想されるデルマルーヴルは、逆に乗替わりが心配。川崎を熟知している騎手（馬）に期待を託してみたい感じもする。
川崎記念（Ｊｐｎ１）４上オープンの出走表はこちら
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