重賞レース直前情報
■2023年11月01日
第26回エーデルワイス賞JpnIII(門別)

11月1日(水)に門別競馬場で、第26回エーデルワイス賞JpnIII(2歳牝馬・1200メートル・20時00分発走予定)が行われます。JRAからはワイノナオミ、ホーリーブライト、スカイキャンバス、ムームが出走。地方他地区からは出走がなく、地元北海道勢はスティールマジック(北海道)ら10頭が迎え撃ちます。2歳牝馬14頭の熱き戦いにご期待ください。

*********
過去の傾向
*********
過去5年の優勝馬の内訳がJRA馬1頭、地方馬4頭となっているように、数あるダートグレードの中ではめずらしく地方勢が優勢の一戦。地元ホッカイドウ競馬所属の馬が強く、19年は上位を独占した。リリーカップが好ステップで、前走同レースで3着以内に入っている馬にチャンスがある。次にフローラルカップ組が有力という傾向だ。JRA勢は取捨が難しいが、最も人気がある馬は比較的好成績。前走未勝利1着の馬でもよく馬券に絡んでいる。また、札幌芝1200メートルのすずらん賞勝ち馬も有力だ。

************
JRA所属馬短評
************
ワイノナオミは5戦目の未勝利(新潟ダート1200メートル)で初勝利。逃げた馬がハイペースで飛ばし、最後に脚が止まったところをゴール寸前で差し切った。ただ、勝ち時計は平凡で、展開と相手関係にも恵まれた感じがする。

ホーリーブライトは3戦目の未勝利(中山ダート1200メートル)で初勝利。外めの2番手から力強く抜け出した。前走ヤマボウシ賞は6着と敗れ、勝ち馬には離された。ただ、残り200メートルでは2番手にいて、その後に後退した。距離は1200メートルの方がいいかもしれない。

スカイキャンバスは函館芝1000メートルの新馬戦を逃げ切り、その後は函館2歳ステークスGIII・3着、すずらん賞3着と好走。前走カンナステークスは最後の直線に入ってすぐに手ごたえが怪しくなり、10着と敗れた。ハナを奪えず、やや揉まれる展開になったのが良くなかったか。ダートは未知数の上、先手を奪えないと脆い可能性もある。

ムームは2戦目の未勝利(中山ダート1200メートル)を逃げ切り初勝利。スタートはあまり速くなかったが、二の脚が抜群。最後の直線には4馬身ほどのリードを取って入り、最後は詰め寄られたが危なげなく押し切った。ダートの方が合っていて、ブリンカー効果もあったのかもしれない。

*************
地方所属馬短評
*************
シシャモフレンド(北海道)はリリーカップを勝利した後、フルールカップではヨシノヒローインに千切られて3着に敗退。前走ネクストスター門別はスタートで遅れてハナを取り切れなかったこともあり6着に終わった。今回はしっかりといいスタートを決めたいところ。

スティールマジックは6戦3勝、2着1回、3着1回という成績。2走前のフローラルカップ(8着)だけ大きく敗れたが、敗因は距離ではなさそうだ。

ライトヴェールは3戦2勝、2着1回という成績。勝ったレースはともに逃げ切りで、2着を大きく引き離すワンサイドの内容。前走トルマリン特別はメンバー中唯一の牡馬に敗れて2着だったので、牝馬相手にはまだ負けていないということになる。

モノノフブラックは前走ネクストスター門別で2着と牝馬では最先着を果たした。まだ3着以内を外したことがない安定感も魅力的だ。

*************
予想のポイント
*************
今年も非常に難解。JRA馬はダートで負けていないムームか、芝で実績があるスカイキャンバス、どちらがいいかといったところ。スピード面でもこの2頭がまさっていそう。22年はJRA馬が上位を独占したが、基本的には地方馬の方をマークした方がいいケースが多い。そこでライトヴェールに注目。前走、外からじんわりと先行する形を取り、最初からハナを取らない競馬ができたのは収穫。あと1ハロンの延長は鍵だが、なんとかこなしてほしい。堅実なモノノフブラックにもチャンスはありそう。


エーデルワイス賞(Jpn3)2歳牝馬オープンの出走表はこちら
 

※ホッカイドウ競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。

[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。