重賞レース直前情報
■2023年11月12日
第48回クインカップ(帯広)

11月12日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第48回クインカップ(4歳牝馬・20時00分発走予定)が行われます。走路の凍結を防止するためのヒーティングが稼働した週に実施されるのが恒例で、冬競馬のスタートともいえる重賞。今季の4歳牝馬には、19年1着ミスタカシマ、22年1着サクラヒメのように、牡馬相手に3歳や4歳の三冠重賞を制している抜けた存在はいません。しかしそのぶんハンデ差が小さく、展開次第で多くの馬に女王のチャンスがありそうです。

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    過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気が4連勝中。3着以内馬15頭中13頭は4番人気以内で、5年前(18年)も4→3→1番人気での決着だった。7番人気の3着が2回あるが、ともに前哨戦の紅バラ賞に不出走という共通点があった。昨年は紅バラ賞で1番人気・1着だった馬が勝ち、3番人気・10着馬が2着。前哨戦3番人気以内だった馬が近4回では毎年2から3頭(18年は1頭だけ)馬券絡みしているのは面白い。なお前年12月のばんえいオークス1着馬は4頭出走し3勝、2着1回で連対率100%。

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    出走馬短評
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シンエイアロイ 銀河賞では勝ち馬に離されたものの5着を確保。紅バラ賞は差し届かず3着も、トップハンデを考慮すれば負けて強しだった。

ダイヤカツヒメ ばんえいオークスは9番人気での勝利だったが、5月のカーネーションカップで年長の牝馬相手に逃げ切って快勝。紅バラ賞では1番人気で5着と敗れたが、休み明けを2度使った上積みはありそうだ。

ホクセイサクランボ 夏場を休養に充て、10月の復帰後2連勝。紅バラ賞不出走で力関係がつかみにくいが、ばんえいオークス3着という実績は上位だ。

アローリキヒメ 勝ち切れないレース続きだったが、障害に安定感が出た7月に今季初勝利を挙げると、B1級、A2級の特別戦を連勝。紅バラ賞は7着でも前半の位置取りの差という感もある。

サツキヤッテマレ 6月の今季初戦、2戦目では精彩を欠いたが、ひと息入れ体重が戻って変身。紅バラ賞をしぶとく逃げ切ると、前走は2着と充実している。

ピュアリーナナセ 黒ユリ賞は末脚がハマったが、その後の重賞では離された3着が最高。紅バラ賞は障害で手間取ったとはいえ10着では狙いにくい。

スーパーシンデレラ 紅バラ賞は障害2番手から踏ん張れず4着だったが見せ場は十分。1、2着馬よりハンデが有利になるのは見逃せない。

スイ 重賞初挑戦のばんえいオークス、紅バラ賞とも直線勝負に徹して2着に好走。紅バラ賞よりハンデは不利になるが、展開次第で台頭は可能だろう。

そのほか、スーパードリーム、スーパークイーンが出走する。

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   レースの狙い
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サツキヤッテマレは紅バラ賞を勝利しており成長確か。ただクインカップ出走圏に入るため目いっぱいの競馬をしたなら続戦で疲れが出ないか心配はある。3着シンエイアロイは1、2着馬とのハンデ差が縮まるのは有利で逆転も一考。差し脚魅力の2着スイが重賞初制覇を果たす可能性もある。人馬とも勢いあるホクセイサクランボに、紅バラ賞5着ダイヤカツヒメ、4着スーパーシンデレラなど相手は手広く押さえたい。


クインカップ(BG3)4歳牝馬オープン別定の出走表はこちら

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