11月12日(日)に盛岡競馬場にて、第50回南部駒賞(2歳・1600メートル・18時15分発走予定)が行われます。今年は北海道から5頭、船橋から1頭が参戦。岩手所属馬は3頭だけですが、そのなかには4戦4勝のフジユージーンが含まれていますから、久しぶりに地元所属馬が連対する可能性は十分にあるでしょう。しかしながら遠征馬のラインナップは強力。今後に向けての見どころが大きい一戦といえます。
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過去の傾向
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盛岡競馬場で実施された過去4年の結果をみていく。単勝1番人気は3着が1回あるだけ。1着は2から3番人気馬で、2着は3番人気以下となっている。過去4回とも岩手以外の馬が連対。岩手所属馬は19年と20年に3着があるが、最近2年は遠征馬が3着以内を独占している。2走前にJRA認定戦または重賞で2着以内に入っていた馬が1頭だけ連対。3着内馬はすべて、前走時の馬体重が460キロ以上だった。
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出走馬短評
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オスカーブレイン 北海道からの遠征馬。5月の新馬戦を快勝し、4戦目のサッポロクラシックカップを10番人気で勝利。ただ、好走の条件が単騎逃げでは厳しそうだ。
フジユージーン 6月の新馬戦を大差で圧勝し、ビギナーズカップとネクストスター盛岡も勝利して4連勝。今回は遠征馬が相手になるが、力強いスピードには注目できる。
カイコウ 北海道からの遠征馬。札幌2歳ステークスGIIIでは大敗したが、そのほかの6戦はJRA遠征を含めて3着以内と安定。タイプ的に距離が延びる点もプラスだろう。
サクラトップキッド 10月の新馬戦を勝ち、続くマイル戦を大差で勝ったが、今回は相手が一気に強化。この経験を今後につなげられればというところだろう。
キタノヒーロー 北海道からの遠征馬。ここまで5戦4連対で、前走は船橋の平和賞で2着に好走。前走からの感覚が短い点は気になるが、地力的には互角以上といえそうだ。
デュアルロンド 北海道からの遠征馬。新馬戦は5着だったが、その後はJRA認定戦とオープンを連勝。今回の条件でも前崩れの展開になれば出番が回ってくるだろう。
トワイライトウェイ 北海道からの遠征馬。3戦目の一般戦で初勝利を挙げ、前走は盛岡の芝で重賞を勝利。ダート替わりの今回も善戦以上が狙えそうだ。
グラッシーズマン 船橋からの遠征馬。8月の新馬戦を快勝し、続く2戦目も先行策から押し切り勝ち。今回は長距離輸送と距離がカギだが、通用する可能性は十分にある。
そのほか、タカマキスリーが出走する。
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レースの狙い
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フジユージーンは距離延長が苦になるタイプではなさそうで、遠征馬が相手でも好位からの差し切りが狙えそう。好走続くカイコウを相手筆頭に指名する。トワイライトウェイは今回の条件でも相手なりに動けるとみて3番手にマーク。キタノヒーローも地力的に互角以上とみて連下の筆頭にマークする。グラッシーズマンは条件的にどうかだが、再度の先行粘り込みに注意しておく。
南部駒賞(M1)(アジアエクスプレス賞)2歳の出走表はこちら
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