重賞レース直前情報
■2024年03月06日
第69回ダイオライト記念JpnII(船橋)

3月6日(水)に船橋競馬場で、第69回ダイオライト記念JpnII(4歳以上・2400メートル・20時05分発走予定)が行われます。JRAからはセラフィックコール、テリオスベル、ディクテオン、ハギノアレグリアスが出走。地方他地区からはアナザートゥルース(北海道)ら3頭が遠征。地元南関東勢はエルデュクラージュ(船橋)ら5頭が迎え撃ちます。11頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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古馬中距離路線におけるローテーション整備の一環で、2024年から本競走の負担重量は定量からグレード別定に変更となる。これよりメンバー構成が少し変化し、すでに古馬のGI/JpnIを勝っている馬はやや出走しづらくなることが予想される。また、川崎記念JpnIの施行時期が1月下旬から4月上旬に変わる影響で、本競走は川崎記念JpnIの前哨戦としての位置づけとなる。一応、過去5年の結果を振り返ると、3着内馬15頭中12頭はJRA馬。基本的にはJRAの実績馬が強いが、たまに地方の伏兵馬が絡んでくる。所属を問わず重要になるのは距離の実績・適性。ダートグレードの中で最長距離の一戦だけあり、かなりスタミナが問われる。馬のタイプで言えば、決め手が鋭い差し・追い込みよりも、先行して長くいい脚を使える方が有利だ。22年1着ノーヴァレンダ(川崎)はダイワメジャー産駒だが、前走報知オールスターカップを含め、川崎2100メートルを連勝していた。血統面(キングカメハメハの系統に注目など)も重要だが、実際に2000メートルを超えるレースで実績があればまったく問題はない。

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JRA所属馬短評
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セラフィックコールは前走チャンピオンズカップGIで10着と初黒星を喫し、デビューからの連勝が5でストップした。残念な結果ではあるが、初めてのGIで相手も強く、厳しい競馬を経験したことは今後必ず生きるはず。同レース9着だったアーテルアストレアが次走クイーン賞JpnIII(船橋)を勝利したように、本馬にも巻き返しを期待したい。

テリオスベルは船橋の成績が4戦1勝、2着3回と連対率100%。23年のダイオライト記念JpnIIはグロリアムンディの2着に入った。2000メートル以上の実績も十分で、今回は比較的すんなりと先手が取れそうなメンバー構成。力を出すことができそうだ。

ディクテオンは浦和記念JpnIIに続き、名古屋グランプリJpnIIも制して2000メートル以上のGII/JpnIIを連勝。地方の馬場が水に合い、ジョッキーとの手も合っている。今回は相手が少し強くなる分、勝つのは大変になるが、上位争いには間違いなく加わるだろう。

ハギノアレグリアスは昨年、名古屋大賞典JpnIIIとシリウスステークスGIIIを勝利した。その他には東海ステークスGII・2着、帝王賞JpnI・4着、チャンピオンズカップGI・6着とGII/JpnIIを勝てる力は十分持っている。コースも選ばないタイプで安定度も高い。距離2400メートルが問題なければ勝機十分。

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地方所属馬短評
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アナザートゥルース(船橋)は20年のダイオライト記念JpnIIを勝利している。ただ年齢的にピークは過ぎており、23年のダイオライト記念JpnIIは10着に敗れた。今年も勝ち負けまではどうか。

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予想のポイント
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23年のチャンピオンズカップGIに出走したセラフィックコールとハギノアレグリアスの実績と地力が上位。前者は地方の馬場が合うかが鍵だが、すんなりと対応してもらわないと今後の活躍に支障が出てしまう。ディクテオンは負担重量57キロが不利に見えるが、目下の勢いで食い下がり、好勝負に持ち込みたい。展開的にテリオスベルまでマーク。


ダイオライト記念(Jpn2)(指定交流)4上オープンの出走表はこちら
 

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