重賞レース直前情報
■2024年04月03日
第73回川崎記念JpnI(川崎)

4月3日(水)に川崎競馬場で、第73回川崎記念JpnI(4歳以上・2100メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはセラフィックコール、ノットゥルノ、グロリアムンディ、アイコンテーラー、グランブリッジ、ディクテオンが出走。地方他地区からはシルトプレ(北海道)が遠征し、地元南関東勢はライトウォーリア(川崎)ら4頭が迎え撃ちます。11頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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ダート競走の体系整備が行われ、古馬中距離路線は川崎記念JpnIの施行時期が1月下旬から4月上旬に変更となった。変更理由としては11月以降、JBCクラシックJpnI→チャンピオンズカップGI→東京大賞典GI→川崎記念JpnIと3カ月の間にGI/JpnI競走が続いていたことが大きい。この状況だと本競走は目標になりづらかったが、4月上旬になればチャンピオンズカップGIや東京大賞典GIから出走しやすくなる。過去5年ではチュウワウィザードやウシュバテソーロらが勝利。勝つためには中距離で現役トップクラスの実力が必要だ。

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JRA所属馬短評
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セラフィックコールはチャンピオンズカップGIで10着と敗れてデビューからの連勝が5でストップ。しかし、前走ダイオライト記念JpnIIで勝利してダートグレード2勝目を飾った。初の地方馬場、距離2400メートルなど未知の面はあったが、しっかりと対応。この分ならば川崎2100メートルでもまったく心配はなさそうだ。

ノットゥルノは前走佐賀記念JpnIIIを負担重賞59キロで4馬身差の圧勝。22年ジャパンダートダービーJpnI以来となる久々の勝利を飾った。一応、これで大井以外の右回りコースにもメドが立った。問題は左回り。23年川崎記念JpnIは8着など、まだ好走例がない。馬の調子自体は良さそうなので、なんとか対応したいところ。

グロリアムンディは近2走チャンピオンズカップGI・13着、東京大賞典GI・6着と結果が出ていない。しかし、本来はここまで負ける馬ではないはず。川崎2100メートルも合いそうなだけに復調のきっかけをつかみたいところ。

アイコンテーラーは4走前のシリウスステークスGIIIでハギノアレグリアスの2着。前走仁川ステークスは1番人気で3着と相手関係を考えると勝ちたいレースだったが、負担重賞57キロ(牡馬換算で59キロ)と厳しかったのは確かだ。自分の競馬ができればここでも通用はするはず。

グランブリッジは安定した走りが持ち味で、距離2100メートルも合っている。しかし、牡馬相手のJpnIではやや厳しい印象。勝ち負けまではどうか。

ディクテオンは浦和記念→名古屋グランプリとJpnIIを連勝していたが、前走ダイオライト記念JpnIIは4着。同じJpnIIでも相手が強くなった分、やはりきつくなった。レベルが高いレースの流れにもう少し慣れる必要があるだろう。今回も勝負どころでついていくのに苦労しそうだが、遅れても確実に末脚は伸ばしてくるのは強み。展開が向けば十分馬券圏内。

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地方所属馬短評
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ライトウォーリア(川崎)は昨年の川崎記念JpnIが5着と地方馬の中では最先着を果たした。しかし、3着ニューモニュメントとは1秒1の差があった。ダートグレードそのものの実績もなく、JRA馬相手の重賞では分が悪い。

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予想のポイント
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中心はセラフィックコール。昨年のチャンピオンズカップGIは10着と敗れたが、レモンポップに次いで2番人気に支持された逸材。ヘニーヒューズ産駒なので力のいる地方の馬場はどうか、という懸念もあったが、前走ダイオライト記念JpnIIを見る限り問題はなさそうだ。相手関係にも恵まれたのでまずはここでJpnI初制覇を飾りたい。相手はノットゥルノ。3走前のチャンピオンズカップGIは8着ながら6着ハギノアレグリアスや7着メイクアリープと差がなかったことを考えると、悪くはない結果か。近2走の内容からも好調がうかがえるので、今ならば左回りを克服できるかも。


川崎記念(Jpn1)4上オープンの出走表はこちら
 

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