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清水 裕友選手

2018年12月11日

2018年後半、グレードレースでも存在感を増し、地元・防府記念で記念初優勝。競輪祭では決勝3着に入り大逆転でKEIRINグランプリ2018の出場を決めた清水裕友選手(山口105期)にお話を伺いました。

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山口:KEIRINグランプリ、出場おめでとうございます。

清水:ありがとうございます。

山口:今年の後半は大活躍でしたが、振り返っていかがですか?

清水:自分でも、出来すぎだと思いますね!

山口:GIも今年2月の全日本選抜競輪(四日市)で初出場だったんですね。そこでも2勝されましたが、戦えるなという自信はありましたか?

清水:自分では2勝も出来るとは思っていなかったので、びっくりでしたね。でも思っていたより戦えて良かったです。

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山口:GI出場は、ようやく出られた、という感じだったんでしょうか?

清水:いや逆で、思っていたより早く出られたなという感じでした。

山口:個人的には、高知での共同通信社杯ではすごくインパクトがありました。

清水:無我夢中で走っていたらいつの間にか決勝で、決勝戦ももう少しで優勝か、という...何というか駆け抜けた開催でした。思っていた以上に好成績でしたね。
決勝はアクシデントもあったけど冷静には走れていたし、最終4コーナー回った時は絶好だったんですけど、でもそこでもう脚が売り切れていた(最後の直線で伸びる脚はなかった)ので、後ろの気配を感じた時に「抜かれるな」とは思いました。

山口:位置取りなども出来るイメージがありますが、普段のレースで気を付けている事は何ですか?

清水:いけるところでは仕掛けるということと、とりあえず自分から動いてみて相手の出方を見ようとは思っています。
特にレース前には決めてはいないんですが、近況は防府記念では優勝を狙っていたし、競輪祭はグランプリが掛かっていたので、1着を狙うレースが続いて、戦法としては捲りが多くなっていました。
絶対に位置取りして、そこからの捲る!などはこだわってはいないです。

山口:その地元の防府記念の優勝で記念初優勝でした。おめでとうございます。目標にはしていましたか?

清水:そうですね。そこはずっと目標にしていた部分でしたし、今年一番大きい目標と言っても良いくらいです。昨年の防府記念は、自分が11月に斡旋停止だったので出られずに、外から見ていて悔しさを感じていました。なので、昨年から「今年の防府記念は絶対優勝したい」という気持ちで一年走っていましたね。

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山口:そして競輪祭でも大活躍でした。入る前は、グランプリを狙えるかもしれないというのは感じていましたか?

清水:全くなく「決勝のれたらチャンスあるかもしれないな」くらいでした。もちろん優勝したら出られるし、賞金面でも上位にいたのでチャンスはあるなとは思っていました。その時に師匠(國村洋選手・80期)や桑原さん(桑原大志選手・山口80期)から「頑張ってみろ!」と背中を押してもらい、頑張ってみました(笑)

山口:今回は2走までがポイント制でした。初日一次予選は8着でしたが、その時はいかがでした?

清水:いや、もうそこで終わったかなと諦めかけたんですけど、2走目は気持ちを切り替えて走れましたね。

山口:後半にググっとスピードが上がっていくような走りでしたね。

清水:そうですね。競輪祭の時はよく後半伸びてくれました。小倉はドームだし、走りやすさもあって好きですね。初日のように後手踏むとだめですが、前に行く気持ちがあればいいのかなと思います。

山口:決勝に勝ち上がった時はいかがでした?

清水:決勝に乗れると思っていなかったですね。準決勝突破は難しいかなと思っていたので、準決勝での1着はびっくりしました。

山口:賞金の面でも、意識する部分はありましたか?

清水:そうですね。決勝にのったのでその辺りは考えて走ろうと思いました。後は単騎だったので気楽には走れました。力は充分発揮できたと思います。

山口:ご自身が3着で、原田研太朗選手(徳島98期)の賞金を抜くというのはご存知でしたか?

清水:はい、事前に記者さんたちから聞いていました。いざ本当にそうなってみると「本当か?」と現実感がなかったです。決勝の後グランプリメンバーが決まって、取材もたくさんあったんですけど興奮していて良く覚えていないですね(苦笑)
ただ師匠や桑原さんには「おめでとう、良かったな」と言ってもらえて凄く嬉しかったです。

山口:2018年は桑原選手がS級S班在籍ということで、その存在は大きかったですか?

清水:そうですね。身近にS級S班の人がいるというのは大きかったです。今まで遠い存在だったSSだったので、いつも練習を一緒にする人が赤いレーサーパンツを履いているのは目標になりました。「自分も頑張ればそこまでいける」と思わせてくれました。

山口:練習も一緒にされているんですね。

清水:そうですね、いつもバンクで一緒に練習させてもらっています。

山口:桑原選手の後押しもあって、後半戦は充実していらっしゃったんですね。

清水:そうですね。本当に出来すぎなくらい充実していました。

山口:今年のベストレースはどのレースですか?

清水:やっぱり防府記念の決勝ですね。自分たちのラインに有利な展開になったかなと思いました。その有利を活かせたと思います。
S級の初優勝も防府だし、地元での記念初優勝は嬉しかったですね。

山口:競輪祭終わってしばらく経ちますが、今はもう「グランプリを走るんだ」という実感は出てきましたか?

清水:いや、まだ全くないですね。きっと発走機までない気がします。

山口:一発レースはいかがですか?

清水:自分のやる事はどのレースでも変わらないので、特に意識はしないですね。
ただ、静岡競輪場は走ったことがないんですよ。グランプリで初めて走ります。デビューしてまだ4年半なので結構走ったことのない競輪場もありますね。

山口:そうですよね。4年半でグランプリですね!緊張するかな、とか思いますか?

清水:緊張はそれなりにすると思うんですけど、雰囲気を味わいたいと思います。

山口:これから前夜祭なんかもありますからね。

清水:そっちの方が緊張します!(笑)桑原さんにどんな感じだったのか聞いてみます。

山口:来年はS級S班として走られます。グレードレース中心ですが、その辺りはいかがですか?

清水:今年の後半もグレードレースが多くて結構疲れました。でも来年はもっと疲れると思うんですけど、いつも通りマイペースに頑張りたいですね。
走りだしたら大丈夫なんですけど、走る前とかレースに入る前は結構ナーバスになるタイプです。オッズは見ますし、それはあまりプレッシャーには感じないですね。

山口:これからグランプリまでの過ごし方はいかがですか?

清水:いつも通りに練習するだけですね。特別何かをしようとかは全く思っていないです。

山口:目標は?

清水:出るからにはやっぱり優勝したいですね。走らないとわからないですが、一度味わってみたいですね。

山口:今年のグランプリメンバーの印象はいかがですか?

清水:本当にすごい選手ばかりで自分は場違いなんじゃないかと思うけど、自分らしく走りたいですね。

山口:最後にオッズパーク会員の方にメッセージをお願いします。

清水:グランプリは力足らずだと思うんですが、精いっぱい走ります!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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