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荒川 ひかり選手

2019年10月18日

8月名古屋のオールスター競輪で行われたアルテミス賞レースで、ファン投票第14位でビッグレース初選出の荒川ひかり選手(茨城110期)。近況の振り返りと、9月21日に行われた【オッズパークpresentsガールズケイリンDAY2019 in帯広競馬場】のイベントへ参加した感想、今後の意気込み等をお伺いしました。

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山口:まずは、ばんえい競馬でのイベントはいかがでしたか?

荒川:すごく楽しかったです。なかなかばんえい競馬は見る機会がないですし、初めてがあんなに間近で見られたのは貴重でした。思っていたよりも迫力があって馬もマッチョでした。サラブレッドと比べると足もかなり太くて筋肉質で、そこにいるだけで迫力満点でしたね。

山口:SNSでも馬券を買った写真を更新していらっしゃいましたね。

荒川:レースも生で見て、障害の前で馬が休む場面があるんですがそれが可愛かったです(笑)。競輪ではレース中に休むのは絶対にない場面ですから(笑)。

山口:そうですよね(笑)。ガールズ選手が騎手の方の前に乗って走るエキシビションレースもありましたが、それはいかがでしたか?

荒川:レースを見ているよりも乗った方がスピード感を感じました。特にスタートのゲートが開く瞬間のパワーがすごくて私もびっくりしてしまいました。ファンの方が写真を撮ってくださっていたものを後から見たんですが、かなりびっくりした情けない顔をしていました(笑)。それくらい迫力が凄くて必死にしがみついていました。

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山口:私も拝見しましたが、表情の変化が素敵でした(笑)。走っている最中はどのような感じだったんですか?

荒川:本当はところどころ休ませてあげないといけなかったようなんですが、それを全然知らなくて私はずっと前進させてしまいました。最後の障害の手前で休ませて、そこから一気に坂を越えるようなのですが、そのまま坂に突入してしまったんです。なので、ゴールした後、馬の息がすごくあがっていて申し訳なかったです。でも頑張ってくれている感じが凄く感じられて嬉しかったですね。馬と騎手さんの息がぴったり合っている気がして信頼関係が見えました。一緒に乗せてもらって、見ているだけではない、また違った見方ができたと思いました。

山口:トークショーもされたそうですがいかがでしたか?

荒川:家族連れの方も多くて「帯広に来たから、観光でばんえい競馬を見に来た」という方も多かったようです。そういう方とは一緒にばんえい競馬を学びながら1日過ごしました。トークショー以外にもお出迎えのときにパンフレットを配っていたんですが、そのときにもお話する機会があり身近に感じてもらえたと思います。

山口:ガールズケイリンへの反応はいかがでした?

荒川:知らない方もたくさんいらっしゃいました。このイベントをきっかけに見て頂けたら良いなと思ってトークショーのときなどにPRをしました。

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山口:ご自身の名前を冠にした「荒川ひかり賞」もありましたね。

荒川:すごく嬉しかったです!写真もたくさん撮りました(笑)。もちろん場内で放送されているのもですが、実況の方が「荒川ひかり賞はじまります」と言ってくださっていて、それが嬉しかったです。帰ってからもばんえい競馬さんのVTRを見ました。

山口:記念になりますよね。

荒川:はい。馬券も自分の賞のものは買いました。今も大切にとってあります。

山口:荒川選手は今までにイベントの参加も多かったと思いますが、また普段とは違った雰囲気でしたか?

荒川:そうですね。とにかくすごく楽しかったです。ばんえい競馬は茨城からは遠いですし、世界で唯一のレース形態なので普通の競馬とはまた違う感じで、初めて知ることがたくさんありました。そこでのイベントでPRさせてもらったのは嬉しかったです。

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山口:ありがとうございます。それでは近況のレースの振り返りで、まずはアルテミス賞レースのお話を伺います。初めてのビッグレースはいかがでしたか?

荒川:まずはファンの皆様に選んで頂いてすごく嬉しかったです。なかなか自分の実力で大きいレースで走ることはまだないので、大きいレースにのれてそこで走れたということは自分では成長に繋がった、繋がっていると良いなと思います。

山口:レースの最中はいかがでした?

荒川:当日は台風の影響もあり風が強く、それが私にとっては有利に働いたと思います。前で、自分で展開を作る選手の後ろから攻めるレーススタイルなので風もそこまで感じずにレースができました。その結果、確定板に入れたと思います。目標は確定板だったので、そこが一番うれしかったです。

山口:手ごたえは感じられましたか?

荒川:選んでもらったからには車券に貢献できるようなレースをしたいという思いが強く、それを達成できたので良かったと思います。レース展開はアクシデントもあったので何とも言えないのですが、結果として車券に貢献出来たことが一番嬉しかったです。

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山口:アルテミス賞レースに臨むまでというのは、練習などはいかがでしたか?

荒川:レースが詰まっていたので、アルテミス賞だけに向けて特別な練習というのはできなかったんですが、それまでのレースもアルテミス賞へ向けて調子が上がっている感じだったので、良い感じで入れました。

山口:一つビッグレースを経験して、今後の目標というのは出来ましたか?

荒川:ビッグレースを経験しての目標ではないんですが、優勝がまだ一度しかしていないので、早く二度目の優勝をしたいという気持ちでレースを走っています。大きいレースというよりも身近な普段のレースで勝って箔をつけたいと思います。

山口:近況は決勝も連続して乗っていらっしゃり、安定感が増したように思いますが、ご自身ではいかがですか?

荒川:そうですね。成績は安定してきたと思います。着にも絡めていますし。

山口:9月平塚の予選2のレースが素晴らしかったと思いました!

荒川:初日が何もできずに6着に終わってしまってとても悔しく、2走目に絶対1着を取って決勝に繋げなければと思って走りました。多分1着じゃないと決勝にはいけなかったと思うので運は良かったと思いますが、気持ちは入っていましたね。

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山口:普段のレースはどのような気持ちで走っていますか?

荒川:少し前までは初手から好位を狙って走っていましたが、今は好位が取れなかったとしても臨機応変に走ってどう着に絡むかを考えています。自ら動いても後方にはならないように組み立てています。今は116期の新人選手がどう動いてくるかわからないので、想定と違うレース展開にもなり難しい部分ですが、うまく走れるようにしたいです。

山口:114期、116期の選手は位置取りを重視してレースを進める選手も多い印象があります。

荒川:そうですね。そういうタイプの選手も多い気がしますが、多分自分のレーススタイルが定まっていないんだと思います。なので、レースによって動き方が違うから実は戸惑いもあります。それに惑わされない様にとにかく臨機応変に走りたいです。

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山口:練習で強化したい部分はどこですか?

荒川:いざとなったら自力が出せるようにはしておきたいので、自力の練習はしていかないといけないと思っています。

山口:取手には他県のガールズ選手も練習にいらっしゃるんですか?

荒川:そうですね、同期や関東の子は結構来てくれます。そういうときにレーススタイルの練習をしたり、女子同士だと自力の練習もできるので良い刺激になっています。良い練習環境を次の結果に繋げていきたいです。

山口:それでは最後にオッズパーク会員の皆様へ今後の意気込みをお願いします。

荒川:まずは一戦一戦、着に絡めるように走ることと、あとはまた優勝をすることを目標に頑張ります!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター。
各競輪場で中継司会やリポーター、イベント司会などを担当。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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