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清水 裕友選手

2020年08月07日

GIIサマーナイトフェスティバルを制し、今年の「夜王」となった清水裕友選手(山口105期)。オリンピック日本代表のナショナルチームが競輪に本格復帰し、思うような結果を残せない時もありましたが、立て直してのシリーズ優勝。ラインで戦うことの大切さ、そして、この優勝で取り戻した自信を胸に、次に戦うGIオールスター競輪に向けての意気込みを伺いました。

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星野:サマーナイトフェスティバル優勝おめでとうございます。

清水:ありがとうございます。

星野:3日間を振り返っていかがですか?

清水:シリーズを迎える時に自分の調子があまり良くなかったので、どうかな?と思っていたんです。でも、ナショナルチームのメンバーがいる中で、1着でスタート出来たのは嬉しかったですね。

星野:初日は松本貴治選手(愛媛111期)と松浦悠士選手(広島98期)の中四国ラインの3番手を走られました。初めての3番手だったんですよね。

清水:一つ前の小松島記念の帰りに、松浦さんが、次の開催は自分が前で走りたいというような話をしていたので、気持ちの準備は出来ていました。いつも僕が2番手を走るときは松浦さんが3番手を固めてくれていたので、アドバイスはいただきましたけど、2番手の仕事も難しいのに、3番手は3番手で内側のコースを他のラインに突かれないように内を締めて走らないといけないなど役割があり、色々勉強になりました。

星野:そして、2日目もラインの先頭ではなく2番手の競走でした。

清水:この日も松本さんに前を任せての競走だったんですけど、すごいかかっていて、ナショナルチームの脇本さん(脇本雄太選手・福井94期)でも無理矢理来る感じに思いました。結果、脇本さんのラインに出られたので、自分は切り替えて、2着に入りましたが、松本さんがあれだけ行ってくれたのに2番手の仕事としては何も出来なかった。3日目の決勝戦も松浦さんが前で僕は後ろだったんですが、新田さん(新田祐大選手・福島90期)がすごいスピードで捲ってきた時に、切り替えるだけでなく、何かアクションをしないといけないなと。人の後ろについたときに、どういう風に前を庇えばいいのか、自分だけでなくラインで決めるというのが、今後の課題ですね。

星野:反省点もあると思いますが、清水選手自身は凄いスピードの新田選手に続き、ゴール前はとらえて、ナショナルチーム相手に優勝しました。

清水:それは自信に繋がりましたね。高松宮記念杯競輪の時に、初日から脇本選手との対戦で注目されていましたが、脚力ではどう考えても負けているので、感性で、自分は自分のレースをしてどこまでやれるかだと思っていました。でも、全然勝てなくて、、、現実を見ました。

星野:高松宮記念杯の時はその後、かなり悩まれてるような感じもありましたが、気持ち的にはどう立て直されたんですか?

清水:そうですね。高松宮記念杯競輪では初日にスピードが違いすぎて、9着になった事をずっと引きずっていた感じでしたね。決勝戦にも行けず、リベンジする権利もないまま終わってしまいましたし。だから、今回も厳しいかなと思っていたんです。でも、初日に1着をとることができて、それがきっかけですかね。こうやってラインで結束すれば、勝てるということもわかりました。それが、気持ちにスイッチが入り、優勝に繋がったと思います。

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星野:そうだったんですね。以前、今年に入ってから納得の行くレースは優勝した全日本選抜競輪の時だけと話されていましたが、それはGIIを優勝した今も変わらないですか?

清水:あのときは前検日から出来る!という手応えがあったんです。サマーナイトフェスティバルは上手くレースが出来たなというのはありますが、あの時を思うとまだまだ自分の状態に物足りなさを感じますね。

星野:その全日本選抜競輪は冬場(2月)の開催でした。季節が変わってますが、その辺の影響はありますか?

清水:確かに、夏場は苦手ですね。毎年6月位から体調管理の難しさを感じます。秋に地元の防府記念があるので、毎年そこにピークを持ってきているというのもあるかもしれません。だから、夏が終わった10月11月になると調子が上がってくるんです。

星野:そうなると、次に走られるGIオールスター競輪は8月で、苦手な夏場の開催になりますね。調整面などいかがですか?

清水:今は夏バテしないように練習メニューや時間帯も考えてやっています。苦手でもコンディションを整えて望みたいですね。それに、ラインの力を今回で実感しましたし、今後は個人の力をもっと上げていけば、中四国勢がもっと盛り上がると思います。その意味では夏場の開催ですが、チームで戦ってどこまでいけるか楽しみですね。

星野:ファン投票でドリームレースに選出されましたし、皆さんも楽しみにされていると思います。

清水:右見ても左見てもすごい人たちの中に選んでいただいたのは、嬉しいですね。
タイトルは何個あってもいいと思うので、選んでもらったという、みなさんの気持ちを受け止めて走りたいです。

星野:では、オッズパークの会員の皆さんへ意気込み含め、メッセージをお願いします。

清水:おかげさまでGIIを獲ることができました。これからまだまだ戦いは続いていきます。一戦一戦気を引き締めて、年末のグランプリでは、さらにレベルアップした姿を見てもらえるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。

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※インタビュー / 星野めぐみ(ほしのめぐみ)
大阪府出身。タレント、アナウンサー、競輪キャスターとして活躍中。

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※写真提供:株式会社スポーツニッポン新聞社

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