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石井 寛子選手

2021年08月10日

7月に函館で行われたガールズケイリンフェスティバルで優勝した石井寛子選手(東京104期)。2019年8月名古屋でのガールズドリームレース以来のビッグレース優勝でした。
久しぶりのビッグレースの優勝を振り返っていただき、また8月のガールズドリームレースへの意気込みもお伺いしています。

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山口:ガールズケイリンフェスティバル優勝おめでとうございます。

石井:ありがとうございます。

山口:率直なお気持ちはいかがでしたか?

石井:2021年の目標が、このガールズケイリンフェスティバルを優勝することでした。この大会に向けて練習もやっていたんですが、でもまさか本当に優勝できるとは思っていなかったです。

山口:表彰式では涙を流すシーンもありましたね。

石井:はい。ガールズケイリンフェスティバルは2年連続で決勝にいけていなかったので、まずは決勝に上がることを目標にしていました。今年はリベンジのつもりで頑張るぞ、と。
優勝インタビューでは特に「ゴール前の直線勝負はどうでしたか?」という質問に答える時に、今までのことを思い出してうるっときましたね。というのも、まさにゴール前のその直線でどう勝つかを思い描いて、練習やイメトレ、他の人にアドバイスを求めたりなど、集中していたんです。
全てやってきたことが出し切れたし、それ以上に私にアドバイスをくださった方に良い報告で恩返しできるなという思いで感極まりました。優勝という結果も嬉しいですが、感謝と出し切れた達成感が大きかったです。

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山口:2走目について伺います。1走目7着だった児玉碧衣選手(福岡108期)もいたレースでしたね。どのようにレースを考えていましたか?

石井:どのレースもメンバーみんなが強いので、1走目私は2着でしたが、2走目の結果が悪ければ決勝に行けないかもしれないという考えが少しよぎりました。でも、とにかく自分を信じて自分のレースをしようと集中しました。

山口:太田美穂選手(三重112期)が先行になり、石井選手はその後ろからのレースでしたね。

石井:太田選手は今年何度も対戦があり、先行で強いのを知っていました。それに初日は仕掛けられていなかったので、その分も2走目は先行するだろうなと予想したんです。そうしたら号砲で前に出ていったので、チャンスだなと思いその位置からのレースになりました。
そこに梅川風子選手(東京112期)が捲ってきました。

山口:捲る梅川選手にスイッチし、最後は差し切って1着でした。手応えはいかがでしたか?

石井:1走目は佐藤水菜選手(神奈川114期)を全く差せず「今までやってきた練習が全くいかせていない」と悔しかったです。その反省もありどうやったら1着を取れるかと修正し、2走目は脚を溜めるところを変えました。その結果、最後差し脚を一気に出して思い切り踏んだら1着でした(笑)。

山口:修正がうまくいったんですね!決勝もまさに直線の伸びが素晴らしかったです。

石井:そうですね!初日の負けがあったからこそかもしれません。流れがあります。

山口:レース中なども全てが決勝へ、優勝へ、繋がっているんですね。

石井:はい。ガールズケイリンフェスティバルだけではなく、前のレースもその前のレースも、全てがこの決勝のためにあったんだなと思います。

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山口:昨年の夏は体調を崩して苦しかったと、昨年末のインタビューで伺いました。今年の夏はいかがですか?

石井:昨年は脱水症状気味だったので、今年は絶対ならないように水分とミネラルをしっかり取って対策をしています。そしたら6月から今までの成績は良いので、体調管理はしっかりできているなと思います。

山口:昨年を糧になさっていますね。

石井:はい、しっかり対策して成績や調子も上げられていると思います。

山口:もともと夏は得意と仰ってましたもんね。

石井:はい、一昨年までは(笑)。今年も得意かも!と思ってたんですが、函館から帰ってきたら東京のあまりの暑さにびっくりしたので、今後もしっかりと体調管理をします。

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山口:同じく昨年末のインタビューから質問なのですが、「新しいことを取り入れている」という話をしていただきました。言える範囲で構いませんので、何か身になっているものはありますか?

石井:その新しいことが一番大きく結果に繋がっていると思います。言える範囲では、練習量を増やしたのと、フォームの改善をしました。

山口:今までのフォームはしっくりきてなかったんですか?

石井:いえ、新しい理論を聞いたのでそれをやり始めたんです。

山口:なるほど!すぐ結果に繋がるのは凄いですね。現在の練習環境はどんな感じですか?

石井:バンクは東京支部が練習で使っている4か所(京王閣、立川、西武園、松戸)に入っています。

山口:形状が様々ですからそれぞれで違った練習ができそうですね。

石井:はい、いろんなところで違う練習をしています。

山口:最近タテ脚というのは意識されていますか?

石井:フォームを改善してからダッシュ力がついたり、持続力もあがっています。それがタテ脚に繋がっているかもしれません。

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山口:ではここからはオールスター競輪でのガールズドリームレースについて伺います。まずはガールズケイリン総選挙の結果はいかがでしたか?

石井:今年も3位でめちゃくちゃ嬉しいです!たくさんの方が投票してくれたんだなと思いました。

山口:ガールズドリームレースのメンバーを見ていかがですか?

石井:皆さん強いですね。

山口:いわき平競輪場の印象はいかがですか?

石井:直線も長いので相性は良いと思います。今からメンバーを見ながら展開をしっかり考えたいです。

山口:ガールズケイリンフェスティバルの優勝もあり、現時点では賞金ランキング1位ですが、それについてはいかがですか?

石井:オッズパーク杯ガールズグランプリへの出場は毎年の1番の目標なので賞金ランキングももちろん大切なんですが、今年は1着にこだわるレースをしたいなと思っています。ガールズケイリンの連勝トップタイ記録の24連勝もできました。
「まずは目の前の一戦をしっかり1着を取る。その結果優勝を重ねていく。賞金はその後についてくるもの」と今年は思っています。

山口:記録が途切れた後の松戸で3連勝で優勝した時のインタビューでは「また連勝を重ねていきたい」という言葉が私は印象に残っていたんですが、まさにだったんですね。

石井:はい。これからも1着にこだわっていきたいです。

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山口:この後、後半戦はどう過ごしていきたいですか?

石井:少しゆっくりしたいと思っていたんですが、この後はガールズドリームレースまで連続で斡旋が入っています。選んでいただいたガールズドリームレースなのでもう一度、調子をピークに持っていけるようにしたいです。

山口:単発レースですし、調整が大切ですか?

石井:そうですね。しっかり調整したいんですが日程がカツカツなので、難しいですが頑張ります!

山口:それでは最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

石井:また1戦1戦1着を取り続けたいです。そして自在の走りに磨きをかけていきたいので、その辺りも見てもらえると嬉しいです。ガールズドリームレースは楽しんでいただけたらと思います。

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター。
各競輪場で中継司会やリポーター、イベント司会などを担当。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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