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小林 優香選手

2022年06月24日

先日5月28日(土)に福岡PayPayドームで行われたオッズ・パーク株式会社の協賛試合プロ野球セ・パ交流戦「福岡ソフトバンクホークス VS 広島東洋カープ」にて、始球式をした小林優香選手(福岡106期)にお話を伺いました。始球式のことから、ガールズケイリン、競技のお話も伺っています。

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山口:まずは始球式のことをお伺いします。今回で2回目の始球式でしたが、話が来た時はどんな気持ちでしたか?

小林:まさか自分が始球式を務めることになるとは思っていなかったので、このお話をいただいた時は素直に嬉しかったです。

山口:地元でしたもんね。お知り合いは見に来ていたんですか?

小林:はい。家族や友達が見に来てくれていました。

山口:当日のスケジュールを教えてください。

小林:会場に入ってからは、少しウォーミングアップをしてから始球式へ、という流れでした。

山口:たくさんのお客様が観戦している様子も記事で拝見しました。マウンドに立った時はどうでした?

小林:始球式をさせていただくのが2度目だったので「今回は楽しもう」と思っていました。前回は緊張感がありましたし、なにより、マウンドから見える景色に圧倒されたんです。なので2回目の今回は楽しめました。

山口:自分の投球はいかがでしたか?

小林:ストライクゾーンには入ったと思うんですが、手前で落ちてワンバウンドでした。それは悔しいです。

山口:始球式の後には、イニングの間にダンスで盛り上げるシーンもあったんですよね?

小林:そうですね。一緒にダンスなどさせていただきました。

山口:前回小林選手が始球式をされた時はお客様と触れ合えるガールズケイリンブースも出ていましたね。

小林:そうでしたね。あの時はたくさんのお客さんの前でガールズケイリンをPRしたんですが、今回はまだコロナ禍とうこともあり、イベントという形ではできなかったようです。私がガールズケイリン代表で始球式やパフォーマンスでしっかりPRしようと思っていました。

山口:試合は最後まで観戦できましたか?

小林:はい、全部見ました。ホークスが2回裏で7点を取って、11-1での大勝でした。すごい試合でした!

山口:子供の頃から今までで、野球などスポーツ観戦の経験はありますか?

小林:野球はすごく身近なものでした。小学校の時からずっとホークスのファンだったので、始球式はとても嬉しかったです。また選手も身近で見られたし、試合も勝ったので、本当に良い日でした。

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山口:続いてガールズケイリンについてお伺いします。今年は月に1開催のペースで走られていますが、ここまではいかがですか?

小林:オッズパーク杯ガールズグランプリ2021が終わり今年に入ってガールズケイリンに関しては、試行錯誤が続いています。
直近の玉野では、決勝で着外でした。実は、走り終わってしばらく経ってから判明したんですが、ろっ骨を疲労骨折していたんです。苦しいなと思ってレースはしていたんですが、あまりにも苦しすぎて病院に行ったら骨折が見つかったんです。でももう怪我も治りましたし、次の平塚でのオールガールズ開催「ALL GIRL'S 10th Anniversary」へは万全の状態で向かいたいです。

山口:そうでしたか。予選を見ていると確かに決勝は、あれ?というレースでしたが、疲労骨折だったんですね。ずっと苦しかったんですか?

小林:2か月くらいはずっと苦しいなという違和感はありました。

山口:え?そんなにですか?

小林:はい(苦笑)。全然病院に行くことはなく、マッサー(マッサージャー)の方に治療してもらっていました。でもさすがに変かなと思って病院に行ったら判明しました。ろっ骨の骨折は安静にするしか治療法はないんですが、「トラックネーションズカップ(カナダ)」でもしっかり走れていたので問題はないと思います。

山口:トラックネーションズカップでも決勝で落車があったと伺いました。怪我の具合はいかがですか?

小林:決勝は好位をとれて優勝が狙えるところでした。前の選手に車輪をはらわれての落車だったので対応もできず、それが悔しいです。ただ骨折や体に怪我は少なかったのが幸いでした。

山口:予選では連勝で勝ち上がりだったんですね。

小林:そうですね。調子も良くて、決勝も良いメンバーが揃っていたんですが、自分からレースを動かせましたし周りが良く見えていました。落車以外の部分はポジティブにとらえて、次の「アジア自転車競技選手権大会(インド)」に備えたいです。

山口:ナショナルチームのガールズケイリンメンバーで短距離は4人ですが、今の雰囲気はいかがですか?

小林:特に以前と大きく変わったりはせず、パリに向けて時間のない中で戦っていかなくてはならないので、今はチームとして少しでもたくさんポイントを積み重ねたいというのは共通認識であると思います。私は東京オリンピックを経験して、ここからオリンピックまでの流れがとても慌ただしいとわかっているので、気を引き締めてやっています。

山口:スケジュールとしては、すぐにインドのアジア選手権へということですが、今の練習状況はいかがですか?

小林:今は調整の段階なのですが、コーチと話しながら個人にあった調整をしています。

山口:休みの日はありますか?

小林:今は国際大会のスケジュールに合わせて調整をしているので、体を休めたり本格的にトレーニングしたりは決まっています。でもアジア選手権が終わった後はすぐに平塚のオールガールズなので、そこは切り替えて頑張りたいです。

山口:東京オリンピックへの過密スケジュールの経験が糧になっていますか?

小林:はい。今までもポイントを取りに行くレースなどは、3か月海外で連戦なども経験をしました。それを経験している分、流れもわかっているし、対応もできていると思います。

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山口:今後のガールズケイリンのスケジュールというのは、言える範囲ではどのような予定ですか?

小林:コーチと相談なのですが、私は1か月に1開催は走りたいと伝えています。しっかり走れれば良いですね。

山口:走るのを期待しています。続いて、ガールズケイリンのレースの流れについてです。私から見て、だんだんガールズケイリンも位置取り争いが熾烈になってきたり、強い選手を内側に包んで仕掛けにくいようにしたりという動きがあるような気がします。走っている小林選手はどう感じていますか?

小林:レース展開が早くなったり、時には1対6になるような、包まれてしまう傾向も見えます。でもその分私は、自分のスピードを活かせるように、位置取りや走り方を変えて対応していきたいです。

山口:確かにレースを見ていて、小林選手が最後方にいるレースはあまり見ないです。それは国際大会での動いて位置を取るレースが、ガールズケイリンに活かされていますか?

小林:そうですね。またガールズケイリン全体がレベルが上がったり、タイムも良くなってきています。自分自身の持ちタイムも上げなければならないですし、ガールズケイリンのギヤでどう戦うかは研究しています。

山口:ギヤ比はかなり違うんですか?

小林:ガールズケイリンの方がだいぶ軽いですね。全然踏んだ感触は違います。

山口:ガールズケイリンの自転車で普段は練習はまったくしていないと以前聞きましたが、今もそうですか?

小林:はい、前検日に行って、そこで乗って感触を確かめる感じです。

山口:話は変わりますが、同期の高木真備さんが引退されました。少しお話し聞かせてください。引退のニュースはどう感じましたか?

小林:真備は競輪学校(現日本競輪選手養成所)時代から「グランプリを優勝したらやめる」と言っていたんですよ。入学した18歳の時から言っていたので、去年のグランプリを一緒に走って優勝を見た時に「そう(引退に)なるのかな」と思いました。彼女との最後のレースになったのが3月宇都宮でのガールズケイリンコレクションですが、「もしかしたら」という気持ちがそこでもありました。
でも彼女はずっと言っていたことを叶えたし、しっかり次の道に進んだのは、誰もが出来ることではないですし、「凄いな、頑張って欲しいな」と思いました。

山口:長年目標にしていたことを達成されての引退だったんですね。

小林:それをしっかり達成してやめるっていうのは、とてもかっこいいですし、だからこそ自分も目標達成したいなと思います。

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山口:素敵な話ありがとうございます。では平塚についてお伺いします。オールガールズの斡旋メンバーを見ていかがですか?

小林:動けるタイプの選手が多いし、レースの上手い選手もたくさんいますが、しっかり対応して勝ちに行きたいです。

山口:同じナショナルチームの梅川風子選手(東京112期)や、ガールズケイリンコレクションを優勝した柳原真緒選手(福井114期)もいます。柳原選手との対戦は近況ないですね。

小林:そうですね。もしかしたら一度くらい走っているかもしれないですが、近況は対戦していません。でも柳原選手もコレクションを一つ優勝したことで自信になって今の強さがあると思います。私は彼女の胸を借りるつもりで走りたいです。

山口:ガールズケイリンの10周年を記念してのレースですが、ガールズ3期生でデビューされてここまではいかがでしたか?

小林:デビューして8年目になりますが、先輩方が積み上げてきたものがこの10周年に繋がっていると思います。更にその先の20周年に向けて盛り上げていけるように、節目の年をレースでも盛り上げたいです。

山口:オッズパークもガールズケイリンのメインスポンサーとして盛り上げていると思いますが、それについてはいかがでしょうか?

小林:ガールズケイリンのメインスポンサーになっていただいていて、より新しいお客さんを呼び込んで来られるようにしたいですし、この平塚のレースもたくさんの方に見てほしいです。

山口:平塚は今年のガールズグランプリ開催地ですし、良い印象で終わりたいですよね。

小林:はい、グランプリ開催のバンクですから、もちろん年末へ向けてもやっていきたいです。私たちの期は卒業記念レースが平塚でした。初めてお客さんの前で走ったレースだったのでとても思い出もあるバンクです。

山口:今の目標は何ですか?

小林:ガールズケイリンとしては、再びグランプリの舞台で優勝したいです。そのレースが先行なのかまくりなのかはわかりませんが、2015年以来の優勝ができるように、もう一度頑張りたいです。

山口:ありがとうございます。では最後にオッズパーク会員の皆さんにメッセージをお願いします。

小林:いつも応援ありがとうございます。もう少し競技中心の生活になると思うんですが、ガールズケイリン選手として走る時はしっかり車券に貢献できるように走りたいです。これからも応援よろしくお願いします。

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター。
各競輪場で中継司会やリポーター、イベント司会などを担当。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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