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オーバルチャンピオンカップ(GII)<飯塚>優勝戦の回顧

2020年12月09日

 鈴木圭一郎がオーバルチャンピオンカップ初制覇!


 飯塚オートで行われていたGIIオーバルチャンピオンカップは、浜松の32期・鈴木圭一郎が制した。鈴木圭はこの大会初制覇。また記念レースのタイトル一つ積み重ねた。
 
 試走タイムは鈴木圭が一番時計で24。次いで滝下隼平が26、丹村飛竜と田中茂と早川清太郎が27、岩科鮮太が28、篠原睦が29、鈴木聡太が30だった。

 0Mオープンで肝心のスタート争いは、5枠から鈴木圭が先行。最内から篠原が2番手発進を保ちそうだったが2コーナーの立ち上がりでは早川が出て行く。以下は岩科、田中茂などが続き、2枠の丹村は先立ち。大きく出遅れてしまった。

 いきなり独走に入った鈴木圭は、試走一番時計のパワーを見せる。必死に食らい付こうとする早川を徐々に引き離していく。そこからはまさに一人旅。最後までスピードを緩めることなく、圧巻のレースを見せてくれた。2着は早川。3着にはレース序盤で田中茂の抵抗にあっていた滝下が、道中で篠原と岩科をまとめ差しで浮上していた。

 それにしても鈴木圭は強かった。試走一番時計なら、スタートでそこまで好位に付けなくても巻き返してこれそうなものだが、トップスタートを決めてしまった。それもスタートの飛び出しからタイミングが抜群で、他車が一瞬止まって見えるようなダッシュだった。これにエンジン力の後押しもあるのだから、同じレースで競争をする他の選手はたまらない。これで鈴木圭はSG8V、GI12V、GII3V。GIIだけ異様に数が少ないように思えるが、これはデビューしてから快進撃の加速度が強烈だからだ。これからもこの数字はどんどん大きくなっていくことだろう。



オーバルチャンピオンカップ(GII)<飯塚>優勝戦のレース結果
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