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12月9日〜12日 川口オートの展望

2021年12月08日

 S級よりもA級が注目になりそうなシリーズ!


 

 前回はナイトレースだった川口オートだが、今回は昼間開催。ただし、走路温度としてはどちらもかなり低く、タイムが出やすい条件になる。S級選手の参戦は8名のみで、A級がメイン層。更に、好調な選手もA級の中に多い。どのようなシリーズになるのか。

 出場する地元のランクトップは山田達也。前走の飯塚GIでは成績が振るわなかった。試走タイムから物足りない数字だったので、まずは試走タイムの上積みが課題になる。他に地元S級は黒川京介と平田雅崇。黒川は、前走の飯塚GIでは準決3着で惜しくも優出はならなかった。しかし、シリーズ中は全てのレースで車券に絡めていたし、走りの方も積極性が見られていた。大物選手相手にも物怖じせず挑めている。平田も前走は飯塚GI。準決にも乗れなかったが、成績はある程度でまとめられている。エンジン状態もそこまで悪くはなさそうだった。

 外来S級で注目なのは佐藤貴也と高橋貢。どちらも前走は飯塚GIだった。佐藤貴は予選でポイントを積み重ね準決進出。そこでは4着で優勝戦までは進めなかったが、スタート自体はよく切れていた印象。高橋貢はシリーズ中盤まではソコソコだったが、準決以降は大幅に失速。エンジンの立て直しが急務になる。それでも今回出場するメンバーの中ではランク上位。エンジンが並以上になれば、自在の捌きで先頭争いにまで参加してくる。

 他にS級は松本やすし、渡辺篤、岩田行雄。3者とも前走は飯塚GI。松本は序盤で勢いが付かなかったが、後半2走はともに1着。上向きでシリーズを終える事ができた。渡辺篤はエンジン日替わり。良い時は結果を残せていたが、凡走になる時もあった。常に良い状態にできるかどうかが今後のポイント。岩田は最終日に白星。レース道中は鋭くインに突っ込んでいた。

 A級は加賀谷建明と中山光に注目。加賀谷は前回の川口ナイトレースで優勝。そのレースでは1周で先頭に立つと、そこからはこれでもかという感じでブッチ切ってみせた。上がりタイムは驚異の3.343。この時期らしい優勝タイムをマークした。その前の節でも優出し3着。今の加賀谷は好調の波に乗れている。中山光は前走の山陽ミッドナイトで優勝。それも初日からオール1着の完全優勝だった。そのレースでは同ハンに5車並んでいたが、スタート争いを制し、早めに先頭に躍り出ると快速を見せつけた。上がりタイムは3.342。試走も25。申し分ないスピード力を示してみせた。加賀谷と同様に、1度リズムを掴むと長続きする傾向があるので今回も楽しみ。

 中山光が優勝したレースで準優勝だったのは斎藤撤二。予選準決は1着で通過していたので、シリーズをオール連対で締めてみせた。更にそのレースには小林瑞季も乗っていた。着実に成長している。加賀谷が優勝したレースには大木光、掛川和人、松山茂靖、増田伸一も乗っていた。レース間隔が空いていないので、良い流れのまま今回に乗り込める。



 ※12月6日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
 
 

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主な出場予定選手
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山田 達也〔川口 S-17(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
平田 雅崇〔川口 S-40(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-34(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-32(31期)〕
加賀谷 建明〔川口 A-26(27期)〕


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