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三村 展久 騎手(福山)

2012年01月30日

毎年、騎手の勝ち鞍が僅差になる福山競馬で、昨年2位以下を大きく離してリーディングジョッキーとなった三村展久騎手に迫ります。

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西田:初の福山リーディング獲得、おめでとうございます。

三村:ありがとうございます。初めてのことなので嬉しさはありますが、馬主さんをはじめ調教師の先生や厩務員さんなど、騎乗させてくれた全ての人のおかげだと思っています。そういった皆さんや馬に獲らせて頂いたモノですね。

西田:昨年は、本当に充実した1年だったでしょ?

三村:そうですね。他場にもたくさん遠征させてもらいましたし、楽しい1年でした。

西田:他場での騎乗の魅力は?

三村:やはり、良い刺激になります。レースに乗るまでの環境などは、それぞれの競馬場で違いますし、あまり会えない騎手達と話ができたりもしますので、勉強にもなります。

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西田:昨年は、怪我も多かったよね。そんな時は焦りとかもあったんじゃない?

三村:確かに、自分にしては多かったですね。でも、焦りはなかったです。してしまったことは仕方ないので、早く治すことだけを考えていました。

西田:大人の発言やねぇ。

三村:もう大人ですよっ(笑)。

西田:自身最高の141勝(他場での4勝を含む)・連対率39.6%については?

三村:ただただ馬たちのおかげです。自分が失敗したレースもたくさんあるし、取りこぼしたレースもあるので満足はしていません。連対率は全く気にしていません。どちらかというと、勝率の方が気になりますね。常に勝ちを意識して乗っていますから。

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西田:こちらも初めての参加となったスーパージョッキーズトライアル。第1ステージ(川崎競馬場)では、久々に南関東での騎乗となりました。

三村:期間限定騎乗中にお世話になった皆さんと再会できたり声をかけていただいたりして、とても嬉しかったです。ただ、この時は落馬で骨折をしていたので、雰囲気を楽しむっていうよりかは、痛さもあって大変だったという思い出です(汗)。怪我を理由に欠場だけは絶対にしたくなかったですから。

西田:第2ステージ(名古屋競馬場)では勝利もありました。

三村:いい馬だったので勝ちを意識して騎乗しました。直線では2着馬にかなり迫られましたので、一生懸命追いましたよ。

西田:勝ったことにより、総合優勝のチャンスが大きくなったよね。

三村:第3戦が終わった段階で、ポイントのことは考えていなかったです。次にしっかりと結果を出すことに集中していましたので。

西田:結果は、第3位でした。

三村:最初に順位を聞いた時には「3位まで上がったんだ」という感じでした。でも、あそこまでいったら1位になりたかったですね。ポイント差も2Pですかねぇ。ポイント差を聞いたら、悔しさは出てきましたよ(笑)。

西田:ところで、騎手になった経緯は?

三村:競馬好きな父に騎手になれとずっと言われ続けていたので、騎手学校を受験しました。それまで、競馬場に行ったことなかったんですよ(笑)。

西田:では、今の活躍をみて、お父さんは喜んでいるでしょうね。

三村:じつは、あまり父とは会話しないんですよ(汗)。父は、競馬談議をしたいんでしょうけど(笑)。

西田:騎手をやっていて、良かったと思う時は?

三村:馬のことを理解して、思い描いた通りに騎乗できたり、結果が出た時ですね。勝って戻ってきた時に、その馬に携わっている人達が喜んでくれている顔を見た時には、やっていて良かったぁと思います。

西田:今年の目標を!!

三村:目標ってあまり作らないんですよね......。う〜ん...う〜ん...まぁ、いい1年だったと思える年にしたいです。成績っていうよりは、技術的に向上したとか人間的に大きくなったという意味で、いい1年だったと思えれば良いです。

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向上心と感謝を忘れず、福山競馬の"若大将"から"総大将"へと進化を続ける三村騎手。今年の活躍にも期待してください!

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※インタビュー / 西田茂弘

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