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10月27日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは、未来優駿「第59回ゴールドウィング賞」(2歳、名古屋競馬場1600メートル)。
キャリアが浅く、まだ力関係がハッキリしない若駒2歳戦。しかもほとんどが未知なる初距離のマイルになる。東海地区2歳タイトル戦線第1弾のSP1で絶好スタートを切るのは果たして。
“抜けた存在不在”と言われる今年の東海地区。ただ、前哨戦と評されるJRA認定競走を勝利したダイセンハッピー、ブンブンマルがV争いをけん引するのは言うまでもない。
◎1 ダイセンハッピー(牝、今津博之厩舎)は非凡なスピードが一番のセールスポイント。800メートルの新馬戦を50秒を切る抜群の勝ち時計でちぎり、粒ぞろいメンバーだった前走の認定競走も豪快に逃げ切る大差勝ち。同タイプの先行ライバルは多いが、スピードの絶対値はワンクラス上。ポイントは200メートル延長する初めてのマイル戦だ。
一方、○3 ブンブンマル(牡、川西毅厩舎)はシャープな差し脚が持ち味。1400メートルへ距離延長した前走の認定競走で圧巻のキレを見せつけた。甘いスタートで後方からのレースを余儀なくされたが、絶好の手ごたえでポジションをアップし、直線一気に仕留めた末脚は破壊力満点。しかも休養明けで軽めの調整で臨んだ勝利だっただけに、今回はひと叩き効果が大きい。脚質から距離延長は歓迎材料で互角のV候補だ。
転入馬▲8 ミッドナイトクロス(牝、角田輝也厩舎)も高評価が欠かせない。ハイレベルな北海道の新馬戦を後方から豪快に突き抜けた好素材。休養明けで約4カ月半ぶりの復帰戦もあって仕上がり途上は否めないが、高い潜在能力から軽視できない。
勝ちみは遅いが安定した差し脚を持つ△6 ロジータミニスター(牝、坂口義幸厩舎)や、叩き2走目で前進が期待できる△4 キクノペンスキー(牡、川西毅厩舎)の一発にも注意したい。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 1⇔3・4・6・8(8点)
3連単(フォーメーション) 1→3・4・6・8→3・4・6・8 3・4・6・8→1→3・4・6・8(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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