レース展望・予想

金沢

2024年04月21日

タイサイ悲願の重賞初制覇へ「金沢スプリングカップ」(金沢競馬)

3月の開幕から変則日程が続いていた金沢競馬ですが、今週は久々に日、火曜日の通常開催。21日(日)のメインカードは第10レースの「第34回金沢スプリングカップ」(金沢競馬場1500メートル)で、ハクサンアマゾネスやショウガタップリなどの登録はありましたが、態勢が整わず回避馬が相次いだため、5頭立てのさみしい頭数になりました。

◎2 タイサイ(牡8、井樋一也厩舎)は開幕戦のA2級一組で、いきなり2着を5馬身引き離す圧勝劇を演じました。昨春に大井から金沢に転入してきてA1級で2走しましたが4着が精いっぱいで、その後岩手へ移籍して2走して金沢へ戻って来ました。冬場に茨城の放牧先で乗り込まれていたこともあって、以前よりも馬体重を10キロ以上も絞って引き締まった体つきになっていたことが、冬休み明けでも好結果につながりました。それから1カ月ほどレース間隔は空きましたが、毎週のように追い切り時計は出しており、前走以上の反応の良さを見せています。これまで重賞タイトルを手にすることは叶いませんでしたが、5頭立ての少頭数なら元中央4勝馬の底力でねじ伏せて、金沢で悲願の重賞初Vを飾りたいところです。

○5 エイシンアンヴァル(牡7、中川雅之厩舎)は、転入初戦でトライアルのスプリング特別(1400メートル)を快勝し、本番へ挑んできました。中団から徐々にポジションを上げて、逃げた馬に4コーナーで並びかけると、直線半ばで先頭に立つ強い勝ちっぷりでした。こちらも中間は2本の追い切りを重ねて順調で、特に18日の追い切りでは長めに追われながらも最後までバテることなくしぶとく伸びていました。こちらも前戦地の兵庫で9勝しながら、重賞勝ちはまだなく、目立った強敵が不在で少頭数となった今回は、力が入るところ。タイサイとの直線の追い比べ勝負に持ち込むことができれば競り勝つことは可能です。

▲3 フェイマスダンディ(牡6、佐藤茂厩舎)は冬休み明けだった開幕戦こそ3着に敗れましたが、今季2戦目のA1級一組(1500メートル)を2番手抜け出しで快勝しました。中間は手綱を抑えてそれほど早い追い切り時計は出していませんが、上積みがあった前走の勝ちっぷりから仕上がりに問題はなさそうです。1500メートルはこれまで4勝と相性がいいだけに、後続を引き連れて4コーナーを先頭で回ることができれば、二枚腰を発揮して際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

△1 ソーラーフレア(牡9、中川雅之厩舎)は再転入初戦となった前走のA1級一組(1500メートル)でゴール前で力尽きてしまい3着でしたが、4コーナーでは内から勝ち馬に食い下がって見せ場はありました。昨年フェイマスダンディには一度しか先着を許していない実績から、この顔ぶれなら実力上位の存在です。冬場の笠松遠征の疲れが抜けてくれば、巻き返しがあっても不思議ではありません。

おすすめの買い目

馬単(マルチ)
2⇔5・3・1(6点)

3連単(フォーメーション)
2→5・3・1→5・3・1
5・3・1→2→5・3・1(12点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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