レース展望・予想

金沢

2024年04月28日

スピード上位リメンバーアポロ「北日本新聞杯」(金沢競馬)

金沢3歳重賞戦線の一冠目にあたる「第32回北日本新聞杯」(3歳、金沢競馬場1700メートル)が、4月28日(日)の金沢競馬最終第11レースで争われます。昨年は5月中旬に実施されていましたが、今年は西日本地区の競馬場で持ち回りで行われている「西日本3歳優駿(西日本ダービー)」が9月1日に金沢で開催される関係で、3歳重賞の施行時期は例年よりも前倒しになっています。

◎8 リメンバーアポロ(牡、佐藤茂厩舎)は、冬休み明けでも前走の3歳A2組(1400メートル)を逃げ切って、明け3歳初戦からスピードの違いを見せ付けました。ゲートからダッシュ良く飛び出してペースを握ると、3コーナー過ぎから後続を引き離して4コーナーも先頭で回り、4馬身差のセーフティリードを保ったまま直線を独走しました。その後はこの北日本新聞杯に照準を合わせて調整を積んでおり、25日の追い切りでは手綱を抑えたままでも前走以上の動きを見せていました。同厩舎のダヴァンティが不在ならスピード上位の存在で、2歳時に制している金沢ヤングチャンピオンと同じ1700メートルが舞台なら重賞タイトルの戴冠が期待できます。

○6 ダブルアタック(牡、金田一昌厩舎)は当地デビューの生え抜きで、5戦目のネクストスター金沢で7着に敗れた以外はすべて馬券に絡んでいる堅実派です。今季も冬休み明け初戦こそダヴァンティのスピードに屈して2着でしたが、続く若駒賞では追いすがるエムティトップを抑えて逃げ切り、準重賞2勝目を飾りました。リメンバーアポロには2歳時に2戦していずれも先着されていますが、中間は3本の追い切りを消化して鍛え直されており、前走時よりも力強さが増している今の状態なら着差は縮められそうです。逃げるリメンバーアポロを前に見ながら2番手マークで食い下がります。

▲9 マイネルスピカ(牡、加藤和宏厩舎)は今春に中央未勝利から転入してきて2戦2勝と金沢でまだ土が付いていません。いずれも逃げて4コーナーで2着馬に並び駆けられながらも直線の叩き合いで競り勝っており、着差以上に余裕を感じさせる連勝内容です。その後は1カ月以上レース間隔は空きましたが、毎週のように追い切りを重ねて熱心に乗り込まれています。中央ではダート1800メートル戦で入着した経験もあり、1700メートルに距離が延びることで、さらなる上積みがあるかもしれません。

△4 リケアマロン(牝、加藤和義厩舎)も中央未勝利からの転入馬で、初戦の3歳A2組(1400メートル)を2番手抜け出しで快勝しました。金沢で行われたJRA条件交流戦で2着に入ってすぐの転入だっただけに順当勝ちにも思えますが、1分29秒台の勝ち時計は優秀で、未知の魅力があります。1500メートル以上の距離は初めてとなりますが、大井の成長株・西啓太騎手の導きなら2勝目で重賞制覇も夢ではありません。

△7 ショウナンサクレツ(牡、中川雅之厩舎)は高知からの転入馬で、初戦はマイネルスピカの2着、2戦目はリメンバーアポロの2着と勝ち切れていません。しかし2歳時に高知で3勝している実績から地力はありそうで、距離が1700メートルに延びることで末脚が届くかもしれません。

おすすめの買い目

馬単(マルチ)
8⇔6・9・4・7(8点)

3連単(フォーメーション)
8→6・9・4・7→6・9・4・7
6・9・4・7→8→6・9・4・7(24点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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